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ほったらかしで専門店の味! 最新・自動調理鍋「ヘルシオ ホットクックpro」の3つの進化

シャープがかき混ぜ機能を搭載する自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック pro」を発表しました。食材をかき混ぜる能力をアップして調理時間を最大30%短縮し、より日常的な調理に使いやすくなっています。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

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シャープがかき混ぜ機能を搭載する自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」シリーズの最新モデル2機種を発表しました。2015年には初代モデルを発売してから10年目を迎えたヘルシオ ホットクックシリーズですが、今回のモデルは新たに「ヘルシオ ホットクック pro(プロ)」として、2.4Lタイプの「KN-HW24H」(市場想定価格7万7000円前後)、1.6Lタイプの「KN-HW16H」(同6万6000円前後)を展開します。
シャープが2024年8月22日に発売する「ヘルシオ ホットクック pro」シリーズ2機種4モデル。左2モデルが2.4Lタイプの「KN-HW24H」(市場想定価格7万7000円前後)、右2モデルが1.6Lタイプの「KN-HW16H」(同6万6000円前後)です

シャープが2024年8月22日に発売する「ヘルシオ ホットクック pro」シリーズ2機種4モデル。左2モデルが2.4Lタイプの「KN-HW24H」(市場想定価格7万7000円前後)、右2モデルが1.6Lタイプの「KN-HW16H」(同6万6000円前後)です

今回は、同社が行った発表から、最新モデルで進化したポイントを解説します。
 

新・ホットクックは何が変わった?

ホットクックシリーズは、材料や調味料を入れてボタンを押すだけの“ほったらかし調理”が可能な、独自の「まぜ技ユニット」による自動食材かき混ぜ機能や最長15時間後までのタイマー調理などを搭載する自動調理鍋。約9年間で累計65万台を販売する人気シリーズで、ユーザーの使用率や満足度が非常に高いとのことです。
 
ヘルシオ ホットクックシリーズが搭載する「まぜ技ユニット」

ヘルシオ ホットクックシリーズが搭載する「まぜ技ユニット」

シャープ Smart Appliances & Solutions事業本部 国内キッチン事業部長 池上教久氏は「購入された約5~6割の方が週に2~3回以上お使いになり、調理道具の定番として約9割以上の方にご満足いただいております」と語りました。

Wi-Fiに接続すると新しいレシピをダウンロードできたり、調理終了までの残り時間をスマホで確認したり、調理終了のタイミングをスマホに通知してくれるといった機能を利用できます。生活家電からWi-Fiに接続するというのはハードルが高そうですが、なんとユーザーの約6割がWi-Fiに接続しているというのですから驚きです。

しかし一方で、現行のホットクックでは応えられていないニーズもありました。家電製品などのレンタルサービスを行うレンティオの協力を得て、シャープがヘルシオ ホットクックを借りたけど購入に至らなかったユーザーに調査したところ、以下のような結果が出たそうです。
ヘルシオ ホットクックをレンタルしてみたものの、購入しなかった人の理由

ヘルシオ ホットクックをレンタルしてみたものの、購入しなかった人の理由


1.短時間でパパッと調理をしたいときに活用できなかった
2.冷蔵庫の残り物の食材を活用したいときにうまく使えなかった
3.汚れが取りづらい箇所があって気になった


最新機種「ヘルシオ ホットクック pro」の「pro」は「progressive(進化)」の略とのことで、これらのニーズに応える形で進化を見せています。
 
ホットクック proの進化ポイント

ホットクック proの進化ポイント


順を追って紹介していきましょう。
 

食材をかき混ぜる能力が高くなり、炒め物の調理時間を最大30%短縮

前述の「短時間でパパッと調理をしたい」というニーズに応えたのが、食材をかき混ぜる「まぜ技ユニット」を動かす「新・まぜ技構造」です。
 
モーターの力がよりまぜ技ユニットに伝わりやすく進化した「新・まぜ技構造」(写真右側)

モーターの力がよりまぜ技ユニットに伝わりやすく進化した「新・まぜ技構造」(写真右側)

 
「新・まぜ技構造」を採用することで、食材が生の状態でかき混ぜられるようになり、調理時間を最大30%短縮できるようになりました

「新・まぜ技構造」を採用することで、食材が生の状態でかき混ぜられるようになり、調理時間を最大30%短縮できるようになりました

従来機では食材に火が通って少ししんなりした状態になってからかき混ぜをしていましたが、新製品ではかき混ぜ構造のベルト幅を広くしたり、ローラー部品を追加するなどしてかき混ぜる能力を高めています。これによって、食材に火が通る前の生の硬い状態でもかき混ぜができるようになりました。具体的には、調理時間を最大30%短縮できるようになったといいます。
 
新たに搭載した「パパッとおかず」30メニュー

新たに搭載した「パパッとおかず」30メニュー

 
2人分の調理が10分から15分でできる「パパッとおかず」の一部メニュー

2人分の調理が10分から15分でできる「パパッとおかず」の一部メニュー


さらに、レシピの新開発や更新により、2人分の調理が10分から15分でできる「パパッとおかず」30メニューも新たに搭載しています。急いで料理を作りたいときにホットクックを活用できず、鍋やフライパンを使用していたという人も、短時間で調理できるようになりました。
 

冷蔵庫にある食材を使った料理を「手動調理活用術」でサポート

2つ目の進化は、残り物の食材を活用した調理などをサポートする「手動調理活用術」です。

ホットクックを毎日使用するユーザーは、冷蔵庫にある食材で野菜炒めや煮物を調理する際に、「手動調理」という加熱モードを活用しているそうです。しかし、ユーザーアンケートでは「コツをつかむまでは手動調理機能を使いこなすのが難しかった」という声があったとのこと。

そうしたことから、本体付属のメニュー集や「COCORO KITCHENレシピサービス」、スマホ向け「COCORO HOME」アプリで新たにスタートする「使いはじめガイド」から「手動調理活用術」を掲載するようになりました。
付属のメニュー州などに手動調理のコツを紹介する「手動調理活用術」が掲載されました

付属のメニュー州などに手動調理のコツを紹介する「手動調理活用術」が掲載されました


「手動調理活用術で手動調理のコツをつかんでいただくことで、冷蔵庫の残り物も無駄なくホットクックでほったらかし調理していただくことが可能です」(シャープ Smart Appliances & Solutions事業本部 国内キッチン事業部 調理企画開発部 主任の吉田麻里氏)
 

「らっクリーンコート」の採用でお手入れがさらにラクラクに

3つ目の進化は、本体底の熱板の汚れを取れやすくした「らっクリーンコート」の採用です。
従来機は本体底の熱板の汚れが取りにくいのが難点でした

従来機は本体底の熱板の汚れが取りにくいのが難点でした

 
ホットクック proは「らっクリーンコート」の採用によって汚れが取りやすくなりました

ホットクック proは「らっクリーンコート」の採用によって汚れが取りやすくなりました


「はっ水性のある塗装を使用し、お手入れが大変楽になりました。熱板部分は、調味料などが落ちるとシミや焦げ付きが残ってしまいましたが、らっクリーンコートなら固く絞った濡れ布巾で簡単に清掃できます」(吉田氏)
 

2.4Lタイプは別売アタッチメント「もっとクック」にも対応

2.4Lタイプは「ヘラでのかきまぜ」を実現する専用別売アクセサリーの「もっとクック」(実勢価格9900円前後)にも対応しています。付属の「まぜ技ユニット」と付け替えることで、粒の細かなスパイスやみじん切りの野菜、とろみのある食材なども自動でしっかりかくはんできるというものです。「もっとクックは専門店の味やとろみのある食材、素材の味を引き出して凝縮する調理など、料理の幅を広げてくれます」と吉田氏は自信を見せました。
写真右側が2.4Lタイプで利用できる別売アクセサリーの「もっとクック」(実勢価格9900円前後)です

写真右側が2.4Lタイプで利用できる別売アクセサリーの「もっとクック」(実勢価格9900円前後)です

 
もっとクックを使って調理した「ハイデラバード風ビーフカレー」

もっとクックを使って調理した「ハイデラバード風ビーフカレー」

 
写真左上が「厚揚げの肉みそあえ」、右上が「えびのチリソース」、左下が味の素の「Cook Do」を使用した「チンジャオロースー」、右下が「ウインナーと冷凍ポテトのマスタード炒め」

写真左上が「厚揚げの肉みそあえ」、右上が「えびのチリソース」、左下が味の素の「Cook Do」を使用した「チンジャオロースー」、右下が「ウインナーと冷凍ポテトのマスタード炒め」


ヘルシオ ホットクックが進化したことで、より幅広いシチュエーションに対応できるようになりました。在宅勤務のときは朝昼晩全ての料理でホットクックを活用できます。外出時には朝に予約することで夜の帰宅時に熱々の料理を食べられますし、帰宅後にササッと調理することも可能です。休日にはホットクックを活用することで専門店の味を再現したり、スイーツなどを作ったりできます。“ほったらかし調理”で、おいしい料理を日常からハレの日まで幅広く楽しめそうですね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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