ニオイは返金・返品の対象になる?
メルカリでは商品に不備があったり商品説明と異なっていたりする場合、返品や返金の対象になると考えられます。例えば「買った家電が動かない」「商品説明にない汚れがある」などです。これらは誰が見ても不備だと分かる一方、「ニオイ」については判断が難しい部分もあります。ニオイの感じ方は人によって違うので、出品者にとっては気にならなくても、購入者からすれば「臭い」となってしまうこともあるからです。例えば洋服についた柔軟剤の香りも、好みが分かれますよね。
出品者視点でいうと、筆者は「臭いから返品したい」と言われても応じたくないのが本音ですが、返品や返金の依頼に対応した方がスムーズなら、そうすると思います。
返品に応じた方が楽な場合もある
実は筆者は、Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)でニオイにまつわるトラブルを経験しています。洋服の落札者から「ニオイがするから返品したい」と言われたのです。とにかく落札者から何度もメッセージが来て大変だったので、落札価格は1000円以下だし返品に応じた方が早いと判断しました。返品された洋服が本当に臭かったのかは、今でも分かりません。落札者が一度洗濯をしていたこともあり、筆者の手元に戻ったときには気になるニオイはしなかったからです。もしかしたら違う理由で返品したかったのかもしれませんが、確かめようがありません。
こうした返品要請に応じるかは悩ましいところですが、落札者とのやりとりで嫌な思いをするくらいなら、返品に応じた方がいいと考えることもできます。
ニオイには「注意書き」で対応しよう
上記のような経験があるため、筆者は洋服を出品する際にはニオイに関する注意書きを記載しています。特に、しばらく着用していない服については「クローゼットで保管をしていたので、ニオイに敏感な方は購入を控えてください」と商品説明に書いています。そうすれば購入者からクレームがあっても、「商品説明に書いてあるためご理解ください」と言えます。人によって感じ方が分かれるものは、クレームの原因になる可能性もあります。お互いに嫌な思いをしないよう、前もって注意書きをしておくといいのではないでしょうか。