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29歳・年収400万円女性「損したらどうしよう」ひふみプラス・TOPIX・オルカン・S&P500と約6年間続けたNISAの資産は今

All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は福岡県に住む29歳女性の積立投資エピソードです。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

29歳・年収400万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?

PC女性
今回は福岡県に住む29歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

■家族構成
本人のみ

■金融資産
年収:400万円
金融資産:現預金300万円、リスク資産200万円

■リスク資産の内訳
不明

■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・ひふみプラス/NISA :2018年~2020年
・たわらノーロード TOPIX/NISA:2018年~2021年
・たわらノーロード 先進国株式/NISA:2018年から継続中
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA:2020年から継続中
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2021年から継続中

2018年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

NISAで、ひふみプラス、たわらノーロード TOPIX、たわらノーロード 先進国株式の3つのファンドに合計で月「1万円」の積み立てからスタート。

積立投資を始めて「2年後にひふみプラスを売却。購入を停止し、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を追加。積立金額を月1万8000円に増額」と見直しを行ったそう。

「さらに1年後、たわらノーロード TOPIXの積み立てを停止し、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を追加。金額を見直し、月3万3333円の積立を(現在も)継続中」と説明。また「各ファンドの金額の配分はたまに変更していた」と、細かい調整も行ってきたとのこと。

運用実績については、ひふみプラスで「元本約3万5000円→運用益込4万円(売却時)」、たわらノーロード TOPIXで「元本約10万円→運用益込20万円」、たわらノーロード 先進国株式では「元本約50万円→運用益込80万円」、S&P500では「元本約50万円→運用益込70万円」、オール・カントリーでは「元本約30万円→運用益込40万円」と、それぞれ着実に利益を生み出している様子です。

当初「2018年から積み立てていた商品については、少しずつ運用益がプラスになり、2020年時点でおおむねプラス10%くらいになっていた」と、じわじわと利益を上げていたそう。

しかし「その後、コロナショックで軒並みマイナス10%ほどになった」と状況の変化が。当時は「コロナウイルスそのものの不安もあったが、自分の資産が目減りする不安もあり、精神的に辛かった」と振り返ります。

それでも「積み立てを続けていたら、現在はいつの間にか、全ての商品で20~50%ほどの含み益が出ている状態になっている。たわらノーロード TOPIXについては、現時点でプラス60%になっていて驚いている」と予想を超える結果が出たといいます。

29歳・年収400万円会社員女性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?

積立投資を始めた結果、「現金預金は、利子がついてもせいぜい数円から数十円だが、積立投資をしたことで、もっと資産を増やすことができると実感できてよかった」と語る投稿者。

「投資を始めた時点では、預金を減らさない程度の金額で積み立てていた」そうで、当初は「年間10万~20万円ほどの資産形成だった」といいますが、「1~2年で出た含み益を見て、少しずつ積み立て金額を増やしていき、5年間で投資信託のみで(リスク資産が)200万円ほどになった」と貯蓄のペースはアップ。

現在「資産は約500万円で、投資信託と預金の2本柱だが、徐々に投資信託が占める割合が増えている」と保有資産のバランスが変わって来ているとのこと。

いっぽうで、「ネット記事や書籍、世間の人気のファンドの噂など様々な情報から、自分の意思でファンドや金額を決定するが、もし損したらどうしよう……と不安になったり、自分が選ばなかったファンドの成績が良くて後悔したりと、決断することの大変さが苦しいと思った」と、メンタル面での投資活動の難しさにも言及します。

それでも、「会社員の仕事は働いた時間や成果に応じて給料が払われるが、積立投資は設定さえしてしまえば、自分の時間を割かなくても資産が増やせることがわかり、とても効率のいい資産の増やし方を知ることができた」と投資を始めたことに満足されている様子。

これから積立投資を始める人へのアドバイスを伺うと、「5~6年前と比べて、世間には投資信託や積立投資に関する色々な情報で溢れかえっている」、「情報を鵜呑みにして真似するのではなく、しっかりと理屈などを理解して、自分の意思で積み立てのルール作りをし、自分の決定を信じて貫けば、後悔が少なくて済むと思います。とにかくコツコツ続けることが大切です」とコメント。

新NISAについては、「月の積立投資額を5万円まで増やすことは決めています。商品は現在のままで、金額の割合の見直しをする予定です。成長投資枠まで使って投資額を増やすかは、悩み中です」と教えてくれました。

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