人間関係

「男の短パン」「カジュアルおばさん」論争だけじゃない!義母の“すっぴん批判”に華麗なる反撃(2ページ目)

「男の短パン」はすね毛が気持ち悪いとか、「カジュアルおばさん」は若作りで痛いとか。性別とファッションを結び付けた話題がネット上で議論になったが、義母から「女性なんだから……」と服装やメイクについて批判されたという30代女性もいる。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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「男なんだから」と夫だけ許す義母

「義母は、『あなたはいいのよ、男なんだから』って。わけのわからない理屈ですよね。義母は以前からそうなんです。女性はきれいでいるべき、夫より早く起きて化粧をするべき、とか時代錯誤的な意見をかましてくれる(笑)。夫が『無視すればいいよ』というタイプだから助かっていますが」

その食事会では、義母は最後まであまり機嫌がよくならなかった。孫娘が笑顔を見せるとつられて笑みを浮かべるだけだった。

さすがにマミさんもイライラして、「お義母さん、ここはカジュアルなレストランですし、私たちがよく知っている店なんです。子どもがいるから身軽に動ける服装をしていないといけないこともわかってくれています。万が一、子どもたちが何かあって走り出したら、私はそれ以上に早く走ってつかまえなければならないんですよ。わかってください」とはっきり言った。

すると義母、すっぴん批判を始める

「そうしたら、『服はいいわよ。あなたがまったく化粧をしないのはなぜ? そんなことじゃ夫に浮気されても何も言えないでしょ』って。化粧しないくらいで浮気するような男なんですか、あなたの息子はと言ったら、夫がプッと吹き出してしまって……。私も思わず笑いました。意味はわかってないのに、娘も息子もうれしそうに笑っていて。ね、みんなで笑いましょうよと義母を煙に巻くことに成功したんです」

そのときはそれで済んだが、義母の「カジュアル否定」は変わらず続いている。時短で働くマミさんは、めったに会わないからと今は右から左へと流しているそうだ。また、子どもたちがもう少し大きくなったら、髪の色を変えて遊ぼうと思っているという。この分では一筋縄ではいかないだろうと予測してはいるが。

「義母は今、60代後半。私が義母の年齢になるころには、青とか赤とか、いろいろな色に髪を染めて革ジャンでも着て歩きたい。母はこんなファッションをすべきとか、妻なら化粧をするべきとか、どうでもいいことなんですよね。義母にはわかってもらえないと思うけど」

よほどTPOを無視しない限り、好きなようにすればいいのだ。男性も女性も。それについて他者がとやかく言うべきではない時代である。
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