預金・貯金

金利大幅UP!見逃せない2024年夏のボーナス金利キャンペーン

ボーナスの預け先は決まりましたか? どこに預けても同じと思っていませんか? 日銀のゼロ金利政策が解除されて初めてのボーナス金利キャンペーン。ネット銀行をはじめとして、定期預金金利が大幅にアップしています。この機を見逃さず、有利に預けましょう。

伊藤 加奈子

執筆者:伊藤 加奈子

貯蓄ガイド

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夏のボーナスキャンペーン、どこに預ける?

夏のボーナスキャンペーン、どこに預ける?

<目次>

お金を貯めたい人は注目! 夏と冬の「ボーナスキャンペーン」

夏と冬のボーナス時期に金融機関では、定期預金金利の上乗せなど、ボーナスキャンペーンを実施しています。長く続いたゼロ金利政策が解除され、預金金利が引き上げられています。ただ、ボーナス時期に金利キャンペーンを実施するのは、ネット銀行など一部の銀行に限られています。

金利上乗せに加えて、新規口座開設や新規預け入れで、キャッシュバック、ポイント還元などもありますので、この機に金利のいい銀行を選んで、少しでもお金を有利に貯めるようにしましょう。常時、一般の銀行より高めの金利を提示しているところもあります。今記事では、ボーナスの預け方のコツと主要なキャンペーンを紹介していきます。

ボーナスなどのまとまったお金は、少しでも金利のいいところに預けよう

現在(2024年6月7日時点)、メガバンクの定期預金(1年)は0.025%。これでもゼロ金利政策の段階からは大幅に引き上げられましたが、ネット銀行などでは、条件によっては普通預金金利が0.15%のところもあり、メガバンクに預けたままでは、一向にお金は増えません。長期で使わないお金であれば、預入期間10年で0.30%の定期預金に預けるという選択もありますが、途中で解約した場合は、適用金利が下がってしまいます。今は、金利が動いている状況ですので、長期での預け入れは避けるのが賢明です。

ボーナスなどのまとまったお金は、貯蓄の目的を明確にし、きちんと別の口座に預け替えておくことが重要です。→こちらの記事『「脱・普通預金!」お金は正しい場所に置きましょう』も参考に。「ボーナスキャンペーン」を利用して、少しでも金利がいい定期預金に預けることができればベスト。これから口座開設の手続きをしても間に合う金融機関もあるので、自分にとって使い勝手のよい銀行を選んで、預け替えにチャレンジしてみてください。

金利大幅アップ。夏のボーナスキャンペーンを賢く使う!

現在(2024年6月7日時点。金利はいずれも税引き前)ボーナス時期のキャンペーン金利を実施している主な金融機関は、以下のとおりです。

auじぶん銀行

「夏の1年もの特別金利+新規資金優遇キャンペーン」
●特別金利/年0.40%
●預入金額/1万円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2024年6月4日(火)~2024年7月31日(水)
※期間中、新規で預け入れした本キャンペーン特別金利の合計金額のうち、新規資金(キャンペーン期間中にお振込み・入金等で増加した円預金残高の金額)に対して、特別金利に加えて年0.15%(税引後年0.11%)で1年間(365日間)運用した際の利息相当額の現金をプレゼント

SBI新生銀行(インターネット限定)

「打ち上げます!金利の大花火 夏の円定期祭」<パワーダイレクト円定期預金>
●特別金利/年0.35%
●預入金額/30万円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2024年6月3日(月)~2024年7月31日(水)
※預入期間1年以外の金利:6カ月0.20%、2年0.37%、3年0.45%、5年0.55%

ソニー銀行

「円定期特別金利」
●特別金利/年0.35%
●預入金額/1万円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2024年6月3日(月)~2024年8月31日(土)
※同キャンペーンで預入期間6カ月の金利は0.25%
※積み立て定期預金(1年)も、金利は年0.35%。積み立て定期預金の積立金額は1000円以上1000円単位。期間中の積み立て最終日は2024年8月27日(火)。申し込みは2日前の2024年8月25日(日)まで

楽天銀行

「円定期預金 夏のボーナスキャンペーン」
●特別金利/年0.25%
●預入金額/1000円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2024年6月3日(月)~2024年7月31日(水)
※同キャンペーンで預入期間2年の金利は0.30%
※2024年6月12日(水)までに合計20万円以上預け入れした人を対象に、抽選で555名に最大1万円をプレゼント

常時、金利が高いネット系の銀行も要チェック!

キャンペーンを実施しないまでも、常時、金利が高い銀行があります(2024年6月7日時点。金利はいずれも税引き前)。

●あおぞら銀行BANK支店<BANK The 定期>【BANK口座限定】
6カ月0.20%、1年0.21%、2年0.22%、3年0.30%、5年0.45%(50万円から預け入れ可能)

●オリックス銀行<eダイレクト預金~インターネット取引専用預金~>
6カ月0.10%、1年0.20%、2年0.15%、3年0.35%、5年0.40%、7年0.45%(100万円から預け入れ可能)

●大和ネクスト銀行<円定期預金>
1カ月・3カ月・6カ月・1年・2年は年0.05%。3年0.15%、5年0.20%(10万円から預け入れ可能)

●東京スター銀行<スターワン円定期預金プラス>
1年0.25%、3年0.45%(店頭・テレホンバンク限定。300万円から預け入れ可能)
6カ月0.05%、1年0.25%、3年0.45%(インターネット限定。50万円から預け入れ可能)

この他、地方銀行や信用金庫のネット支店で常時金利が高いところがあります。ボーナス時期に合わせたキャンペーン金利で1年0.35%のところもあります。ネット支店であれば地元以外でも利用できますので、検討してみるといいでしょう。

さらに、あおぞら銀行BANK支店では普通預金金利が0.20%と定期預金のキャンペーン金利並み。楽天銀行、SBI新生銀行、イオン銀行は、取引条件を満たすと、普通預金金利が0.15%になるので、ひとまず普通預金に預け、今後の定期預金金利の動きを様子見するというのも賢い選択です。

注意! 投資信託や外貨預金とセットでないと高金利にならない商品も!

ボーナス時期などの預け入れで注意が必要なのは、これまで紹介したキャンペーンのように、「円定期」のみで特別金利を提示しているのではなく、投資信託や外貨預金などとセットで高金利になるというパッケージ商品です。一見すると、金利の高さに魅力を感じてしまいますが、投資商品とセットになっているため、運用次第では、定期預金の金利どころか損失が出てしまう可能性もゼロではありません。こうしたパッケージ商品は、よく理解して利用するようにしましょう。

いずれにしても、キャンペーン金利などを上手に活用するには、前回ボーナスキャンペーンは実施されたかなど情報を事前にキャッチし、あらかじめ口座開設の手続きをしておくことも大事です。ネット系の銀行は普通預金金利も高めなので、これを機に、一般の都市銀行の他にもうひとつ貯蓄用の口座を持つ、というような意識づけにつながればいいでしょう。
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