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貧乏体質に共通する夜の悪い習慣とは

忙しい平日の夜。「やっと仕事が終わった!」「やっと家事が終わった!」と、リフレッシュしたい方も多いでしょう。その一方で、リフレッシュも度が過ぎると悪癖になります。規律を乱すあまり、貧乏体質になってしまう恐れがあるので気をつけましょう。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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忙しい平日の夜。「やっと仕事が終わった!」「やっと家事が終わった!」と、リフレッシュしたい方も多いでしょう。その一方で、リフレッシュも度が過ぎると悪癖になります。規律を乱すあまり、貧乏体質になってしまう恐れがあるので気をつけましょう。

本記事では、習慣とお金の関係を研究しているトム・コーリー氏の研究から、貧乏体質に共通する夜の悪い習慣について考えていきます。

現実逃避としてのギャンブルやアルコール

コーリー氏は、現実逃避の手段としてギャンブル、ドラッグに手を染める人は、貧乏になる可能性が高いと指摘しています。またアルコールにも注意が必要です。

日本ではギャンブルの多くが違法として扱われていますが、パチンコやスロット、競馬、宝くじなどは一部認められています。ギャンブルがこれほどまでに魅力的な理由は、「人生を逆転させられるかもしれない」という、現実逃避の一形態なのでしょう。

しかし、これらのギャンブルは採算を取れないので、多くの場合は「お金で夢を買い、現実ではお金を失う」結果になります。リフレッシュの方法としては、いささかお金がかかり過ぎる上、依存性もあるのが怖いところです。

また、ドラッグがダメなのは言うまでもありませんが、合法でもアルコールの飲み過ぎに注意しましょう。コーリー氏によれば、貧困層の約60%が頻繁に酔っ払っていることを認めたそうです。健康を害するだけでなく、医療費や治療費がかさみ、経済的な負担も増えます。現実を忘れるにしても、ほかに健康的な選択肢があるはずです。

過食

過食もまた、貧乏体質につながる悪い習慣の1つです。コーリー氏によれば、貧困層の66%が過体重だそうです。両親の影響で過食になる人も多いそうなので、「自分が過食ぎみ」という人は、お子さんが習慣をまねしないように気をつけたほうがよいでしょう(夜遅くに食べるカップ麺は絶品ですが、食べ過ぎには気をつけましょう)。

電子ドラッグ

コーリー氏によれば、テレビやインターネット、ソーシャルメディアに多くの時間を費やすことも、貧乏体質を作る原因だそうです。同氏によると貧困層の約77%が毎晩1時間以上テレビを見ており、78%がリアリティー番組をよく見ているというデータがあります。

一部の中毒性の高いコンテンツは「電子ドラッグ」とも呼ばれており、テレビやインターネット、SNSは「面白過ぎて、いちど開くと、なぜか長時間目を離せなくなる」ものです。時間の浪費にもつながりやすい上、強い光を発する電気機器を使うと疲れが取れにくいとも言われています。

際限なく時間を取られないためにも、はやめにスイッチを切って本を読んだり、家族と団らんしたり、運動したりするとよいでしょう。リラックスしながら、家族のため、将来のために余暇を使いたいものです。

まとめ

リフレッシュすることは重要ですが、夜の過ごし方を間違えると貧乏体質を助長するリスクがあるので気をつけましょう。特に、ギャンブルや過度の飲酒、過食、電子ドラッグは、貧乏体質を助長します。今夜から、1つずつ試しに「断って」みてはいかがでしょうか?

参考
Tom Corley and Michael Yardney, “Rich Habits, Poor Habits: Learn the Daily Habits That Separate the Rich from the Poor”
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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