ネット銀行の金利は高め傾向にあります。ただし、新規の顧客のみに絞ったキャンペーン金利が多数見受けられます。自分が適用されるかをチェックして、預け先を選ぶことが大切です
できるだけ高金利を狙うならネット銀行を利用しよう
ネット銀行の場合、有人店舗を持つ普通銀行(メガバンクや地方銀行など)に比べて、人件費や店舗のコストがかからないため、金利は優勢になっています。しかしながら、預入期間によって金利は違ってきます。注目の定期預金を紹介していきます。
【1】東京スター銀行
「インターネット限定 新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金」
最低預入金額は50万円以上で、期間は1年。新規口座開設をする顧客限定の商品です。金利は年0.45%ですが、インターネット限定の商品のため、店頭での預入金利と違いがあります。
この金利が適用になるのは、満18歳以上で国内在住の個人であること、東京スター銀行とはじめて取引をする個人と限られていますので注意してください。
【2】商工中金インターネットバンキング
「定期預金「マイハーベスト」(キャンペーン)」
最低預入金額50万円、預入期間1年の金利は0.35%です。なお、預入期間3年の金利はキャンペーンの最高金利となる年0.4%が適用されます。キャンペーン期間は2024年4月1日(月)~2024年6月28日(金)15:00までです。
多くの金融機関では、新規のお客様に有利な金利を適用しているのに対し、商工中金インターネットバンキングでは、新規はもちろんのこと、すでに口座を開設している人もキャンペーン金利が適用されます。商工中金ユーザーなら、要チェックですね。
【3】SBI新生銀行
「パワーダイレクト円定期預金」
最低預入金額は30万円以上、1円単位で預け入れることが可能です。期間は1年ものが年0.35%になっています。ちなみにこのシリーズは預入期間6カ月~5年のものがありますが、最も高金利になっているのが5年もので年0.55%です。
こちらの金利はキャンペーン金利になっており、2024年6月3日(月)~2024年7月31日(水)までに申し込んだ場合に適用される金利です。
【4】しずおか焼津信用金庫しずしんインターネット支店
「プレミアム定期預金2024」
最低預入金額10万円からOK。預入期間1年の金利は年0.35%です。静岡県の信用金庫ですが、店頭へ行かなくてもアプリで口座が開設できるのがメリットです。期間は2024年4月1日(月)~2024年6月30日(日)23:59まで。
6月中に申し込めば金利は適用されることになっているものの、募集額の300億円もしくは市場環境等によっては期間内であっても、取り扱いが終了する可能性があります。
【5】豊田信用金庫とよしんインターネット支店
「ゴーゴー定期預金」
最低預入金額50万円からで預入金額の上限はありません。1円単位で預入できるので、無駄なく運用できる可能性が大いにあります。預入期間1年の金利は年0.35%です。預入期間1年の他にも預入期間6カ月の商品もありますが、いずれも金利は年0.35%なので、短期で運用したい人にも有効です。
預入期間は2024年4月1日(月)~2024年9月30日(月)までです。キャンペーン期間が長いので、ボーナスの預入にも適した商品と言えます。
【6】SBJ銀行
「はじめての定期預金〈はじめくん〉」
2024年5月13日(月)~2024年8月31日(土)までの期間限定金利で、預入期間3カ月ものと4年ものの2つがラインナップ。新規の口座開設の期間は8月30日(金)まで。3カ月ものの金利は年1.2%ですので、他よりもかなり高い金利が適用されることになります。ちなみに4年ものの0.75%です。
新規のお客様限定で最低預入金額は100万円以上、500万円まで。短期間で高い金利で運用したいならおすすめと言えます。
ボーナスの支給時期はキャンペーン期間
地方の金融機関、ネット銀行を紹介しましたが、まずは自分の住まいの近くの銀行や、現在、取引している銀行の金利にも注目してみてください。特に現在、取引している銀行の場合、取引状況によっては金利の上乗せをしてくれるところもあるでしょう。また、6~9月の間には、ボーナスキャンペーンを行っている金融機関がほとんどです。自分が気になる金融機関ではどのようなキャンペーンを実施しているのか、一度、確認してみてはいかがでしょうか?
(金利はすべて2024年6月3日現在)