人間関係

決めるのが億劫な原因は「決断疲れ」かも?35歳、日常を“人任せ”にして決断回数を減らした結果(2ページ目)

情報量が多く、常に決断を迫られる時代を生きていると、脳は決断を重ねるごとに疲弊していく。そんな「決断疲れ」に限界を感じ、生活改善を迫られた30代女性たちに話を聞いた。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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33歳、スマホ依存で「決断疲れ」

33歳、「発言に根拠がない」と言われてスマホ依存になった女性も「決断疲れ」に alt

33歳、「発言に根拠がない」と言われてスマホ依存になった女性も「決断疲れ」に

「私、かなりのスマホ依存だったんです。ちょっとしたことでもすぐスマホで調べてしまう。それでわかったからといって覚えているわけではないんですが、『わからない』ことが気持ち悪くて調べるんですよ。そうしていたらスマホが手放せなくなり、仕事の打ち合わせ中もひっきりなしに調べている状態になった」

そう言うのはカリナさん(33歳)だ。そのうち、調べてもどの情報を信頼したらいいかわからなくなり、その真偽をさらに調べるという悪循環に陥った。情報量の多さに振り回され、どれをチョイスするか決断できなくなっていった。

「会社の医務室からメンタルクリニックを紹介されて行ってみました。医師といろいろ話していたら、なんとなくスマホがなかった時代を思い出した。スマホを持っていても、そんなに依存していない時期もあった」

「きみの言うことには根拠がない」

気付いたのは、1年前の恋人との別れだった。些細なケンカから別れに至ってしまったのだが、別れ際、彼に言われた「きみの言うことには根拠がない」という言葉が引っかかった。仕事上も友人たちも、私に対してそう思っているのかもしれないと感じたことが、根拠探しをするためのスマホ依存につながっていった。

「以前だったら友だちと食事に行くのも、あの店、おいしそうだよねという漠然とした選択で決めていたのが、必死になってSNSを調べ、口コミをたくさん読んで選び出す。そういう作業をしないと食事にも行けなくなった。今思えば、どうしてそこまで強迫観念を持ってしまったのかわかりませんが」

カリナさんは苦笑する。つい最近、別れたあと元カレが別の女性とすぐに結婚したものの離婚していたことがわかって、「症状はいきなりよくなった」そうだ。

「自分でも性格が悪いと思うんですが、彼が不幸だと聞いたら、何もかもどうでもよくなった(笑)。友だち同士の間では根拠ないままにしゃべってもいいじゃないと開き直れたというか。結局、元カレの一言に縛られていたんですよね、バカバカしい」

ただ、スマホ依存による決断疲れがあったのは確かだ。今後はもう少しのんびり生きたいとカリナさんはすっきりした表情で言った。
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