「貯金目標1億円達成できるのはどんな人? 投資しなくても1億円貯まるの?」(30代)
この記事では、この質問に対して、筆者の考えを述べます。
1億円貯金できるのはどんな人?
1億円を貯金するためには、どうすればよいでしょう。その方法は1つだけで、「収入が支出を上回るようにして、その差が1億円になるようにすること」です。これを実現できる人は、いろんなタイプに分けられます。●差別化のうまい人
まず考えられるのは差別化のうまい人です。
特に差別化がうまい人は「世の中から強く求められているけど、周りにはライバルが少なく、しかも自分が得意で好きなこと」を仕事にします。差別化がうまい人は自分を売り込むのが上手で、高給取りになりやすいです。
給料が多いほど貯金しやすくなりますから、差別化がうまい人は1億円を貯めやすいでしょう。
●物欲のない人
つぎに考えられるのが物欲のない人です。
物欲がある人は、手元にお金があると使いたくなるものです。お金を貯めてみれば分かりますが、お金が貯まると「そろそろ使ってもいいかな」と感じるものです。物欲がある人だとなおさら、1億円が貯まるずっと前に、貯金ペースを落としたり、支出を増やしたりするでしょう。
しかし、物欲がない人は、お金を稼いでも使いません。もちろん使おうと思えばいくらでも使えますが、「使う必要のないお金を使う」ことに喜びを感じないのだと思います。筆者も物欲はないほうで、むしろ日に日に増えていく預金残高を見て「フフフ」と1人でニヤけるタイプです(笑)。
●コツコツ続けられる人
コツコツ続けられる人も1億円を貯めやすいです。
そもそもの話として、1億円を短期間で貯めるのは無理です。1年では達成できないし、10年続けても、1億円貯められる人はほんの一握りしかいません。20年とか30年とか地道に続けて、やっと達成できるのが普通です。
「1億円を貯める」と数字ばかりが先行して、お金が貯まっていくプロセスを楽しめない人は、たぶん挫折します。ゲーム感覚でお金を貯めたり、ところどころで自分にご褒美をあげてモチベーションを自分で保てる人は、成功しやすいと考えられます。
●投資している人
投資している人も1億円を貯めやすいです。
投資をしている人は、あるていど資産が貯まってくると、労働所得より金融所得のほうが多くなるタイミングが来ます。「1カ月働いても給料は月50万円だけど、投資の利益は月100万円」ということになります(すでに筆者がその状況です)。
足元では株式市場が好調で、5年前に投資をはじめた人は、たぶん資産が2倍くらいに増えているでしょう。1億円をすべて自前で用意するよりも、金融所得を作りながらお金を貯めるほうがはるかにスピーディーだと思います。逆に、投資をしないなら、1億円を貯めるのに2倍以上は時間がかかる気がします。
まとめ
以上をまとめると、1億円貯金できる人は、以下のような人だと思います。●差別化がうまい人
●物欲のない人
●コツコツ続けられる人
●投資している人
「自分はどれにも当てはまらない!」と思った方も、心配する必要はありません。いずれも努力で身につけられるものですし、さいきんはビジネス書や投資書籍もかなり充実していて、勉強しやすくなっています。
千里の道も一歩から。本気で1億円を貯金したい人は、まず100万円くらいを目指して、貯金をはじめてみてはいかがでしょう?