一般的に、肌は明るい色の方が好まれる傾向がありますが、青白い印象を与えると逆に不健康に見えます。反対に、日焼けしたような小麦色の肌が魅力的に映ることもあります。肌に色むらがなく、透明感があり、血色がいいと健康的に見えます。
イエベもブルベも肌色の濃さはさまざま
アメリカで考案されたパーソナルカラー診断は、1980年代に日本で紹介され、何度かブームが訪れましたが、今は定着しつつあるようです。アメリカは人種のるつぼと呼ばれるように、ヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系など、さまざまな肌の色の人々が暮らしています。ヨーロッパ系にもイエベがいますし、アフリカ系にもブルベがいます。つまり、イエベもブルベも肌色の濃さはさまざまです。イエベ=色黒は「誤り」
なぜ、イエベ=色黒という印象があるのでしょうか?イエベの芸能人を例にあげると、長谷川潤さん、滝沢カレンさん、みちょぱさん、ローラさんなど、日焼けしたような小麦色の肌が印象的な人々があげられます。そのため、イエベ=色黒というイメージが広まったのかもしれません。
しかし、イエベには、山本美月さん、吉高由里子さん、高畑充希さん、新木優子さん、白石麻衣さんなど、色白な人々もいます。イエベ=色黒とは言い切れないのです。
パーソナルカラー診断では、日焼けしたときの肌色の特徴を見ます。イエベは日焼けすると健康的できれいな小麦色になります。そのため、「イエベの人は美白ケアをしなくてもいい」「イエベの人は紫外線対策を怠っても大丈夫」などと言われることがあります。
ブルベ=色白も「誤り」
一方、ブルベ=色白という誤解もあるようです。ブルベの芸能人を例にあげると、綾瀬はるかさん、橋本環奈さん、石原さとみさん、松島菜々子さん、小芝風花さんなどがおり、日焼けした肌の印象はあまりないかもしれません。
ブルベは日焼けして肌の色が黒くなっても、健康的できれいな小麦色にはなりません。そのためブルベは日焼けしない方がいいと考えられるようになり、「ブルベは紫外線対策は必須」「ブルベは美白ケアを推奨」などと言われることがあります。
イエベもブルベも紫外線対策は必要
肌が老化する要因は大きく分けて2種類あります。1つは加齢によるもの、そしてもう1つは紫外線ダメージの蓄積による光老化によるものです。紫外線を長時間浴びると、肌表面だけでなく真皮の深い部分までダメージを受け、将来的なシワ、たるみのリスクが高まります。また、紫外線を浴びることで起こる酸化も、肌の奥でコラーゲンなどを変性させ、未来のシワ、たるみの原因になります。
これはすべてのパーソナルカラーの人にいえることなので、イエベの人もブルベの人も紫外線対策をした方がいいということになります。
パーソナルカラーの効果
パーソナルカラーとは、「顔映り」の良い色のこと。顔映りの良い色を身につけると、シミやシワが目立ちにくくなり、肌の印象を好ましく見せることができます。シミやシワはないに越したことはありません。紫外線対策やスキンケアをした方が、パーソナルカラーの効果をより一層感じることができるでしょう。【ガイドからお知らせ】
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