Q:金利1.2%の定期預金の注意点は?
「ある銀行の3カ月ものの定期預金が金利1.2%なのですが、注意点はありますか? 1年もの定期預金の方は金利年0.65%のようですが何か気を付けることあれば教えてください」(匿名希望)高金利定期預金の注意点とは?
A:金利1.2%は3カ月間のみです。満期後は円普通預金金利となります
昨今の金利上昇に伴い、SBI新生銀行では金利1.2%の定期預金が登場しています。ただし金利1.2%なのは、3カ月間のみである点には注意が必要です。この定期預金は満期日(3カ月後)に自動解約となり、元金と金利は円普通預金口座に移されたのち、それ以降は円普通預金店頭表示金利が適用されます。また同銀行には金利0.65%の1年定期預金も用意されていますが、こちらも満期日(1年後)に自動解約され、元金と金利は円普通預金口座に移されたのち、それ以降は円普通預金店頭表示金利が適用されます。
この2つの定期預金は「新たに口座を開設された方のみ」の限定商品とされており、キャンペーン的な意味合いの金融商品です。
金利は魅力的ですが、適用される期間が決まっている点、満期日以降は自動解約され普通預金金利が適用される点、を理解した上で預入を検討されるとよいでしょう。
なお、それぞれの商品に500万円預けた際の満期金利(税引き後)は以下とされています。
- 金利1.2%、3カ月定期預金に500万円預けた場合:満期金利は約1万1953円(税引き後)
- 金利0.65%、1年定期預金に500万円預けた場合:満期金利は約2万5898円(税引き後)
<参考>SBI新生銀行
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