節約

【危険】お弁当用のアルミカップは「チン」しちゃダメ! 実は電子レンジで加熱できないもの

毎日の調理に欠かせない存在となっている電子レンジ。何でもチンしたくなりますが、実は電子レンジで使ってはいけないものも多くあります。今回は電子レンジで使ってはいけない素材などをご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

電子レンジ

簡単に加熱できる電子レンジ。でも使ってはいけない素材も……

簡単に食品を加熱できる電子レンジ。毎日のように調理で使っているご家庭もあるのではないでしょうか。

今や世帯ごとに見ても約97%の家庭に普及しているといわれている電子レンジは、誰でも手軽に使える家電として老若男女問わず利用されていることと思いますが、実は使い方によっては危険が伴い、火災や事故が起こる可能性もあります。

今回は電子レンジで「加熱してはいけない素材」をご紹介します。
 

金属製の食器は電子レンジで使ってはいけない

ステンレス製の食器やボウルを普段使いしている家庭も多いと思いますが、電子レンジでチンしてはいけません。電子レンジから出る電磁波を反射して火花が発生し電子レンジを故障させてしまったり、発火する可能性があるからです。
金属製の食器は電子レンジで使ってはいけない

金属製の食器は電子レンジで使ってはいけない

最近の電子レンジはオーブン機能を備えているものもあります。オーブンでは金属製のものも使用可能なので、そのイメージで電子レンジを使ってしまう人もいるようですが、電磁波で加熱する電子レンジと電熱線の熱で加熱するオーブンとでは仕組みが全く違うのです。

ステンレス製の器やマグカップはもちろんのこと、飲み口に金線が施されているティーカップなども、電子レンジでは使わないようにしましょう。
 

アルミホイルやお弁当用アルミカップを電子レンジで使ってはいけない

金属製の食器と同様に、アルミを使っているアルミホイルやお弁当用のアルミカップも電子レンジでは使えません。特にお弁当用のアルミカップはうっかり使ってしまいがちですので注意が必要です。
 

木製の食器を電子レンジで使ってはいけない 

木製の食器

木製の食器は電子レンジで使ってはいけない

木製の食器や曲げわっぱなどは、基本的に電子レンジでの使用は不可です。熱により変形したり、割れたりしてしまう可能性があります。ただし近年は電子レンジで使える木製の食器などもでてきているので、電子レンジで使いたい場合は、電子レンジ対応と明記されている品を購入するようにしましょう。
 

プラスチック製の保存容器は耐熱温度を確認

多くの家庭にあるプラスチック製の食品保存容器。「プラスチックなら電子レンジで使える」と思われがちですが、実は使えないものもあります。

プラスチック素材にはPP(ポリプロピレン)とPS(ポリスチレン)があり、ポリスチレンは耐熱温度が70度までなので電子レンジ加熱には向いていません。

一方、ポリプロピレンのものであれば耐熱温度が140度あるので使うことができます。容器の底面に耐熱温度が刻まれているものが多いので、念のため使用前に確認しましょう。
保存容器の底面にある耐熱温度

保存容器の底面にある耐熱温度を確認

容器本体は電子レンジ加熱対応でも、ふたは電子レンジで使えないという食品保存容器も多くあります。ふたが柔らかい素材の場合はおおむね電子レンジで使用できないと思っていいでしょう。
柔らかい蓋は蓋だけ電子レンジNGのものが多い

柔らかいふたは電子レンジNGのものが多い

電子レンジで使える食品保存容器でも、油分の多いものを入れて加熱すると、高温になりすぎて容器が溶けてしまうこともあるので注意が必要です。 

便利な電子レンジだからこそ、正しく安全に毎日使っていきたいですね。ぜひ今回の記事を参考にして電子レンジを活用してください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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