【周辺エリア ~四間道&円頓寺商店街ぶらぶらコース】
町屋改造型ショップがあちこちに見つかる四間道
円頓寺商店街。名古屋駅からほど近い場所にこんな渋いアーケード街が残っている
セレブな雰囲気漂う文化のみちに対して、庶民的な空気を楽しみたいという人はこちらの四間道(しけみち)&円頓寺(えんどうじ)商店街へ。文化のみちエリアとは反対の、名古屋城の南西側に位置します。
商店街の入口にあたる五条橋へは、名古屋城の正門から徒歩15分。歩けない距離ではありませんが、散策のための体力温存のためにもタクシー移動した方が賢い選択です。
古い蔵や町屋が残る四間道。レトロでおしゃれなカフェやレストランも多い
五条橋を渡ったら左に折れて四間道へ。古い蔵や町屋が建ち並び、細い路地も迷路のように入り組んでいます。ここ数年、町屋を改装した飲食店やショップも増えているので、あちこちのぞいてお気に入りを見つけてください。
散策のお供にフリーマガジン「ポゥ」をまずGET
「ポゥ」の編集スタッフ3人衆の1人でもある「月のののうさ」のカワカタミカコさん
さて、このエリアを散策する際、まず手に入れてほしいのが「ポゥ」というフリーマガジンです。界隈のショップには概ね配布されている他、円頓寺商店街のふれあい館や金刀毘羅神社前に置かれていて自由に持ち帰ることができます。エリア内のショップがほぼ網羅されたイラストマップは、散策に欠かせない必須アイテム。クーポンも付いているので、ちょっとおトクに買い物や食事を楽しめます。
また、このエリアでは毎月、着物姿のお客さんを対象とした着物日和サービスデーなど、散策がより楽しくなる催しを各種開催しているそう。日にちや内容の詳細は
こちらの「那古野下町衆サイト」でご確認ください。
名古屋最古の商店街、円頓寺には庶民派グルメがいっぱい
勝利亭は名古屋一の老舗洋食店
名古屋で最も古い商店街である円頓寺商店街は、食事スポット、買い食いポイントには事欠きません。
見るからに歴史を感じる勝利亭
東側から順に筆者のオススメをご紹介していくと、まずは五条橋を渡ってすぐの
「勝利亭」。ここは名古屋で最も古い明治42年創業の洋食店で、店名は何と日露戦争に勝利したことにちなんで付けられたとか。オムライスにハヤシライス、タンシチューなど人気メニューが目白押しですが、お試しいただきたいのが
ミヤビヤ。聞いたこともない料理ですが、ご主人に聞いても「神戸の修行先で教えてもらったもんだから意味は分からん!」とのこと(笑)。
ミヤビヤ1200円はライスと一緒に
デミグラスソースで玉ネギやしいたけ、チキンまたはエビを炒め煮し、卵を落としたもの。ハヤシライスっぽいですが、デミソースがゆるめで玉ネギの存在感が強い、似て非なる一品です。話のタネにも是非お試しを。
■勝利亭
住所:名古屋市西区那古野1-2-17
TEL:052-551-5886
営業時間:11:30~13:30、17:00~20:00(各ラストオーダー)
定休日:水曜
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名物・玉子サンドが絶品の激渋喫茶「西アサヒ」
昭和のムード満点の店内は意外と広い
お次は、円頓寺商店街の象徴とも言うべき創業70余年の喫茶店、
「西アサヒ」。珍しい楕円形のテーブルやベロア地のイスが並ぶちょっと薄暗い店内は、まるで時が止まったかのよう。そして、奥の小さな坪庭には何と神棚が。庭に神棚がある喫茶店って……。
玉子サンド700円は十分におなかが膨れるボリューム
この渋すぎるムードもたまりませんが、激ウマの一品があるのがまた感動モノ。名物の
玉子サンドは、卵3個を使った分厚くてアツアツの卵焼きをはさんだボリューム満点の一品。玉子のふわふわ感と、マヨネーズであえたキュウリのシャキシャキ感が絶妙です。
■西アサヒ
住所:名古屋市西区那古野1-6-13
TEL:052-551-0311
営業時間:8時~19時
定休日:日曜
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