名古屋の観光・旅行/名古屋の珍スポット

“東海珍名所の父”・浅野祥雲スポット巡り(2ページ目)

名古屋周辺の珍スポットを語る上で避けては通れないコンクリート造形師・浅野祥雲。自称「日本唯一の浅野祥雲評論家」である大竹がお届けする、祥雲さんゆかりの珍スポット・ガイド!

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

■ 等身大ジオラマの原点
~ 五色園(愛知県日進市)

お寺の敷地内に100体以上のお坊さんらの
人形が点在する宗教テーマパーク

祥雲さんがコンクリート像による等身大ジオラマという作風を確立させた原点がこの五色園。親鸞聖人の教えを実物大の人形によって分かりやすく再現するというありがた~いコンセプトにより作られた、日本初にして唯一の宗教テーマパークです。
五色園

園内に立ち尽くすお坊さんたちは中世の人とは思えない巨体ばかり

説明
ここもやっぱり同じポーズをとりたくなる。筆者と比較すると像のデカさも分かるハズ
広大な敷地内には、親鸞聖人の生涯にまつわる24のシーンが点在。お坊さんが車座になって何やらもめてたり、般若がカマを振り上げてたり、山伏が丘の上で親鸞さんを待ち伏せしてたり、改心して揃って土下座したりと、2m近い人形たち約100体が、豊かな表情とポージングで親鸞さんの生涯にまつわるエピソードを再現しています。

車に乗ったままでも、ハイキング気分でも巡れる

園内には車に乗ったまま園内に入っていくことができ、いくつかのシーンはドライブスルーのサファリパーク方式で鑑賞できるのもポイント。ただし、関ケ原ウォーランドほど人形は密集しておらず、シーンによっては山道を数分登らないと見られなかったり、中には崖の中腹の雑木の中に埋もれていて決死の覚悟じゃないと見つけることさえできなかったりするので、頑張ってウォークラリーしてみましょう。
説明
 
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同園の歴史は思いのほか古く、昭和9年オープン。祥雲さんは、およそ10年がかりで膨大な数の人形を制作し、牛車に積んで現地へ運んだと言います。氏が数々のコンクリート像を各地に残すことになったのは、同園を担当したのがきっかけ。“珍名所の巨匠”の原点とも言うべき力作群は必見です!

□ 五色園
・ 所在地:愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932-31 
・ アクセス:東名高速名古屋ICから車で10分
・ TEL:0561・72・0006
・ 営業時間:8時~17時
・ 休み:無休
・ 料金:無料
Yahoo地図情報

【過去の関連ガイド記事】
「名古屋発B級スポットBEST5」
「うさぎ画伯と行く!名古屋珍スポツアー」
「名古屋を代表する珍スポット、五色園へ!!」

□1ページ・・・武将像が200余体! 「関ケ原ウォーランド」
□2ページ・・・お坊さん人形がズラリ! 「五色園」
□3ページ・・・桃太郎伝説に珍事実? 「桃太郎神社」
□4ページ・・・ジャンボサイズにびっくり! 「大弘法シリーズ」
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