Q. 今年(2024年)は花粉が少ないって本当ですか?

【アレルギー専門医が解説】花粉飛散量が非常に多かった2023年。2024年の今年の花粉飛散量は、どう予測されているのでしょうか? わかりやすく解説します。

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

Q. 今年(2024年)は花粉が少ないって本当ですか?

2024年の花粉飛散量は?

目も鼻もむずむずしてつらい花粉の季節。今年の花粉飛散量は多い? 少ない?


Q. 「毎年花粉症の季節が憂うつで仕方ないのですが、今年は花粉が少ないという話を聞きました。2月に入ってからすでに目や鼻がかゆいのですが、飛散量が少ないというのは本当なんでしょうか?」
 

A. 昨年よりはマシですが、例年比で見ると多いです。油断せずに対策を

ご質問者の方は、「昨年の飛散量よりも少ない」というニュースを見られたのではと思いますが、2023年はほぼ全国的に花粉飛散量が非常に多い年でした。そのため、「昨年比」で見れば、「やや少なくなる」地域が多そうです。

しかし、直近10年の平均値で見る「例年比」では油断できません。例年比でみると、全国的に120~160%の飛散量のため、「例年よりやや多い」か「例年より多い」と考えるべきです。花粉症の方は、油断せずに警戒した方がよいでしょう。
 
  • 北海道:スギ・ヒノキはありません(※シラカバは、前年比で非常に多い(630%)、例年比で非常に多い(230%)となっています)
  • 東北:前年比で多い(約180%)、例年比で多い(約160%)
  • 関東:前年比で少ない(約60%)、例年比でやや多い(約120%)
  • 甲信:前年比で少ない(約60%)、例年比でやや多い(約120%)
  • 北陸:前年比で少ない(約60%)、例年比でやや多い(約140%)
  • 東海:前年比で並(約90%)、例年比でやや多い(約120%)
  • 近畿:前年比でやや少ない(約80%)、例年比で多い(約160%)
  • 中国:前年比でやや少ない(約70%)、例年比でやや多い(約130%)
  • 四国:前年比でやや少ない(約80%)、例年比でやや多い(約140%)
  • 九州:前年比でやや少ない(約70%)、例年比でやや多い(約120%)
地域差はありますが、やはり前年よりも少なくなっている地域が多いものの、例年と比較すると、全国的にやや多いと予想されます。

出典:日本気象協会

花粉症の症状は人それぞれですが、それなりの対策は必要です。早めの対策をしておくに越したことはありません。本格的な花粉飛散シーズンの前に、自分にあった対策をとるようにしておきたいものです。

対策法もあわせて、さらに詳しく知りたい方は、「【2024年版】スギ・ヒノキ花粉飛散量予想と対策…例年との比較も」をあわせてお読みください。
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