関数のネストって?関数の中に関数を入れることをネストと言います。AVERAGE関数で出した結果をROUND関数で小数第2位を四捨五入して解を出すというように、異なった関数を組み合わせることもあれば、これからご説明するように、同じ関数を組み合わせることもあります。

上のB4をクリックした時の数式バーでおわかりの通り、B4には長いIF関数のネストが入っています。
【式】
=IF(A4<=$F$4,$F$4,IF(A4<=$F$5,$F$5,IF(A4<=$F$6,$F$6,IF(A4<=$F$7,$F$7,""))))
【考え方】
もしA4の数字がF4の数字以下なら、(以下というのは、その数字も含みます)F4の数字を入れて、そうでないなら、次のIFを考えることにします。そのIFとは、A4の数字が、F5以下ならF5の数字を入れて、そうでないなら、また次のIF関数を考えます。・・・という風に、続けていきます。ただし、ネストは7個までしかできませんのでご注意を。
IF関数のネストなら、5cm以下、10cm以下という考え方なので、鉛筆の長さが3.15cmであっても、必ず正しい解答が得られます。かなり組み立てが面倒のような気もしますが、同じことの繰り返しですので、案外難しくありません。是非、ご活用ください。
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