今年の元日に結婚を発表したTBSの人気アナウンサー安住紳一郎氏は結婚を報告しながら、「ただね、私前から話していた通り共同生活には向いていないタイプなので、いわゆるその別居婚と言うんですか、一緒に住んではいないんですよね」と話している。
その他、壇蜜、菊池桃子、峯岸みなみなども別居婚を選択している。別居婚にはさまざまなメリット・デメリットがありそうだ。
39歳「別居婚」歴2年、メリットばかり
「うちはふたりとも結婚願望があまりなくて……。ただ、海外旅行をしたりどちらかが入院したりしたとき、正式な夫婦のほうがいろいろ面倒じゃないよねという話から、婚姻届を出しました」キョウコさん(39歳)は、2年前に届を出したが、当初から別居のままでいいと思っていた。ひとつ年上の相手もまた、別居を望んでいたそうだ。
「私は会社員なので週末が休み、彼は自由業なので時間の融通はきくけど仕事が立て込んでくるとこもって外に出なくなる。ひとつ屋根の下に一緒に住むのは難しいと思っていました。彼も私も10年以上ひとり暮らしをしているし、当分、このままでいい」
ただ、彼が超多忙な時期以外、連絡は毎日のようにとっている。うまくいけば週末はどちらかの家で過ごすこともあるし、「寂しい」と感じたことはないそうだ。
「ふたりとも今までの生活を変えたくないんですよね。相手に合わせる生活はできないと感じている。同居する意味がない。それでもつながりはほしい。婚姻届を出してから、お互いにメンタルが安定したよねという話はしています」
お互いの両親は「不安を覚えた」という
一緒に住んではいないが家族がいることで、「いつでも自分が受け入れてもらえる」安心感があるという。「最初はお互いの両親も、どういうことなのと不安を覚えていたみたい。でもそれぞれ仕事も以前よりうまくいっているし、友だち関係も広がったし、とにかく私たちにはいいことばかりだと説明しているうちに安心したようです」
子どもはどうするのとも言われたが、それは自然に任せている。できたらできたで考えるし、できなくても一向にかまわない。その点も話し合って決めているので、キョウコさんに不安はない。
「夫婦でもその日に食べたいものは違うし、今日は軽くすませて読書したいとか仕事をしなければとか、いろいろあるでしょ。お互いに通常は自分優先、何か困ったり弱ったりしたことがあったら相談して助け合うということが明確になっているので、気持ちがとても楽なんです」
キョウコさんは終始、笑顔を絶やさなかった。
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