そこで今回は、お風呂を清潔に保つための掃除のやり方をご紹介します。
浴槽の掃除は毎日どこまでやるべき?
最近はスプレー後、60秒待ち、あとは水で流すだけというお風呂用洗剤があったり、洗剤不要、水で濡らしてゴシゴシするだけというブラシがあったりと、お風呂掃除のやり方も幅が広がってきました。浴槽を掃除する理由は、使ったあとの浴槽には人の垢や石鹸カスなどが入っているので、それをきれいにするためです。浴槽に残った水を流したあと、内側のザラザラしているものが残っている汚れです。
このザラザラ汚れは何人利用したか、また体を洗ったあとしっかり流してから入ったかどうかで度合いが変わってきます。そのため極論をいってしまえば、浴槽を触ったときにザラザラがなければゴシゴシする必要はないということになるのです。しかし実際のところ1人でも入れば、水を抜いたあとの浴槽はたいていザラザラしています。
水で流すだけの洗剤でも、洗剤不要のブラシやスポンジでもいいので、ザラザラがない状態になるようにしましょう。
風呂釜の掃除頻度はどれくらい?
風呂釜には大腸菌群やブドウ球菌などの雑菌があるといわれています。そのため風呂釜掃除も定期的にやりたいもの。市販の風呂釜用洗剤で月1回を目安に掃除するようにしましょう。その際、浴槽のふたや洗面器などの小物も一緒に洗うといいですよ。 またフィルターにもかなりの汚れがたまっています。風呂釜掃除が終わったら、フィルターを外して使い古しの歯ブラシなどでフィルターの目に着いている汚れをきれいに落とすようにしましょう。
浴室排水口の掃除頻度は?
浴室の排水口にたまるのは髪の毛だけではありません。垢や石鹸カスもたまります。それを放置しているとヌルヌルしてきてしまいます。この汚れも使う人数によって程度に差が出てきます。排水口の形状によって使えない場合もありますが、キッチン用の排水口ネットをつけておくと、垢や石鹸カスがある程度ネットにたまるので、排水口が汚れるのを防ぐことができ、掃除の頻度がぐっと減ります。排水口ネットは抜け毛や汚れがたまりはじめたら早めに交換するようにしましょう。
カビ防止のために浴室の壁は毎日水切りすべき?
最後にお風呂に入った人が、壁に着いた水滴をスクイージーで水切りしたり、タオルで拭き上げているご家庭もあるでしょう。そこまでする必要があるのかは、その家の浴室のある場所や湿気の度合い、壁や床に使われている建材によって異なります。壁の下のほうには人の垢や石鹸カスが飛んでいるので、最後に入った人がシャワーで壁の汚れを落とすようにしましょう。その後3時間程度、換気扇を運転したり窓を開けたりすることで湿気を取り除けるようであれば、壁の水滴を毎日拭き取る必要はありません。
逆にいえば、換気扇を回していても水滴がいつまでも残ってしまう浴室の場合は、水滴を拭き取ったほうが良いでしょう。
あとは2カ月に1回程度、燻煙(くんせい)タイプの防カビ剤を使ったり、浴室に置いておくだけで効果のある防カビ剤を利用することでカビを防止することができます。 各家庭の浴室の状態や利用する人数によって汚れ方が違ってくるお風呂。自分の家の汚れ方にあわせてお風呂掃除の頻度ややり方を調整してみてくださいね。