黒島結菜・宮沢氷魚カップルへの賛否
俳優の黒島結菜さん(26歳)と宮沢氷魚さん(29歳)がパートナー関係にあり、黒島さんが妊娠していると公表した。出会ったころから互いに惹かれ、昨年春から同居しているという。話題になったのが、「交際を始めた当初から入籍することは考えておらず、私たちにとって必要なタイミングが来たら話し合って決めたいと思います」という黒島さんの一文だった。こういうときは賛否両論起こるものだ。
「本人同士の問題、他人がとやかく言うものじゃない」という意見から、定番の「どうして子どものことを考えないの?」「子どもがいるのに結婚しない理由って何?」など、さまざまな意見がネットには乱れ飛んだ。
「事実婚」という言葉の言い訳臭さ
「同性同士の結婚は法的には認められていないけど、自治体レベルでパートナーシップ関係が認められているでしょ。あれを異性にも適用すればいいと思うんですよ」そういうのはサヤカさん(39歳)。彼女自身、「パートナー」であるショウイチさんと同居し、4歳の長女もいるが、婚姻届は出していない。長女はショウイチさんが認知しており、姓はサヤカさんと同じだ。
「彼も私も法的な結婚をするつもりはありませんでした。お互いに姓が変わるのは仕事上不利益があるし、婚姻届にある“世帯主”という言葉にも嫌悪感があった。彼も私も育ったのが離婚家庭ですし、婚姻届を出すことに意味がないと思っていた。といって、“事実婚”という言い方にも違和感がある。婚姻届を出していないけど、実際には結婚しているも同然ですよというところに言い訳臭さがありますよね(笑)」
「パートナー関係」を周囲は不思議がる
ふたりで考えた挙げ句、「パートナー関係」であることを周囲には伝えた。もちろん、わかってくれる人もいれば、子どももいるのにどうして?と真顔で尋ねてくる人もいる。「どういうスタンスや距離感でともに生きていくかは、ふたりがわかっていればいいことなので、私たちはあえて説明はしていません。ただ、従来の“結婚”にありがちな、夫はこうすべき、妻はこうすべきという取り決めには一切こだわらないこと、常に娘も含めて3人がどうあれば快適に楽しく暮らせるかを話し合うこと、それは重視しています。従来の家族のありように従っていたほうが楽かもしれないと思うときもありますよ」
娘は保育園に通っているが、送迎をサヤカさんがするかショウイチさんがするかはその日によって変わる。お互いの仕事のスケジュールは共有しているが、ふたりとも当日、予定が変更になることもたびたびあるからだ。
「ケンカなんてできないんですよ。常にお互いに気持ちよく相手に接していないと日常生活が滞ってしまう」
サヤカさんは笑った。
>世の中の夫婦が不機嫌な理由