人間関係

突然の密告で「4股不倫」を知った妻(45歳)のもとに不倫相手が次々現れ、応戦し続けた結果(2ページ目)

夫の不倫が発覚した。なんと4股。そこまでいくとすごいし、呆れるだけで怒る気にならない。ある時、不倫相手が次々と自宅に乗り込んできたのだが……。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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不倫相手が次から次へと自宅に来襲

ただ、不思議だったのはアカリさんの心に、大きな怒りがわいてこなかったことだ。4人という人数で現実味が感じられなかったのと、やはり自分と娘の前ではいい夫、父親なのでどうしても「ひどい、裏切られた」という気分にはなれなかったのだという。

「4人でも5人でもいいけど、私と娘への気持ちは変わってないのかと聞いたら、まったく変わってないという。だったら、今まで通りでいいのかなとも思いました。めんどうを持ち込まれたら困るからとは言っておいたんですけどね」

その数日後の週末、ふたりの女性が自宅にやってきた。ふたりは玄関先で大声を出して騒いでいた。何ごとかと思ったら、「本妻に対してどちらがアピールするか」で揉めていたようだ。

「『私のほうが長い付き合いだから』『私のほうが濃く愛されてるから』とか言ってましたけど、『一応、私が妻なので、法律上あなたたちは夫と結婚できないし、私が慰謝料を請求することもできるんですよ』と言ったら、ふたりとも黙ってしまいましたね。

家に来ること自体がおかしいでしょ。あなたたちが夫とどういう付き合いをしようと、それはあなたたちと夫の問題であって、私や子どもを巻き込まないでくださいと言うしかなかった。数日後には、妻が夫の浮気を認めたと夫の友人たちの間で話題になっていたようです。公認したわけじゃない。ただ、私が4股ひとりひとりに文句を言い歩く時間はありませんから、夫には自分でけじめをつけてねと言ったんです」

夫は別れ話が“極度に下手”だった

ところが夫はどうやら別れ話が、極度に下手なようだった。「別れたくない」と相手に言われると「うん」と受け入れてしまうのだ。だから別れられない。半年後には、別の女性が「いつになったら奥さん、離婚してくれるのよ」と怒鳴り込んできた。

「怒鳴り込まれたら怒鳴り返すしかありませんよね。ふざけるな、離婚なんかしない、あんたを訴えてやると応戦しました。すべて見ていた夫は『アカリってかっこいい』と言い出して。もともとはあなたが蒔いた種でしょうが、なんとかしなさいと怒鳴って。あのころはずっと怒鳴っていましたね」

そんな騒動から2年が経ち、今のところ夫は穏やかに暮らしているようだ。夫の友人たちの間では「アカリさんは怒らせると怖い」と噂になっている。

「夫の場合、おそらく病気みたいなものだから、またやらかすと思いますよ。でもなんだか本気で怒るのもバカバカしくて。私は娘のことと日常生活と自分の仕事が大事なんです。優先順位はついている。夫には悪いけど、優先順位はかなり下です(笑)。このままだと老後、夫を見捨てる公算のほうが大きいけど、それでもいいよねと夫には言ってあります」

そんな妻に怯えてもう不倫はしないのか、あるいは彼女が言うようにまたやらかすのか。そして次に同じことがあったら、アカリさんはどういう対応をとるのか。

「自分でもわかりません。そのときの気分と、今後は娘の反応が大きいかもしれません」

女性ふたりに嫌われたら、夫は一緒には暮らしていけないはずだ。惚れっぽい男を夫にしたのだからと半分あきらめかけているアカリさんだが、おそらく娘は容赦しないだろう。それをわきまえられる夫かどうかが問題である。
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