亀山早苗の恋愛コラム

家族の車をホテル扱い?「本当にダッサい不倫」とサレ妻たちが憤る“絶対に許せない”3つの実話(2ページ目)

不倫された側の経験者たちに話を聞くと、「絶対に許せない」不倫と、そうでない不倫があるという。サレ妻たちに聞いた3つの実話に、妥協点はあるのだろうか?

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

  • Comment Page Icon

2. ゲスい不倫|夫が別の女性と二重生活?

結婚直後に発覚、夫が二重生活していた……

結婚直後に発覚、夫が二重生活していた……

「うちの夫は私と出すはずの婚姻届を出さず、別の女性と婚姻届を出していたんです。でも毎日、うちに帰ってきていました」

あまりの衝撃に、発覚当時は3日寝込んだというアツコさん(36歳)。現在、彼とは弁護士を通して協議中だ。2年前、結婚式を挙げ、当日、婚姻届も書いたのだが、夫は「オレが役所に提出しておく」と言ったきり、その婚姻届を提出していなかった。

「私はフリーランスで仕事をしていて忙しかったので、さまざまな書類の名義変更を怠っていたんです。でも妊娠がわかって、このままではまずいと、夫が本籍に指定したところで戸籍をとろうとしたらなんだか様子がおかしい。結局、婚姻届は出ていないと。なんだそれと思いました」

すぐに夫に連絡をしたが要領を得ない。帰ったら話すと言われ、その晩、実は他の女性と婚姻届を出したとわかった。

「私と結婚式を挙げてすぐに付き合い出した女性がいて、彼女と3カ月後に婚姻届を出した、と。でも彼は東京には仕事でたまに来るだけと偽って、彼女とは同居していないって。そんなことってあり得ます? 彼は『彼女とは書類だけの夫婦、本当の妻はきみだ』と言うんですが、何がなんだかわかりませんでした」

夫の“結婚相手”に会いにいってみたら

彼女の連絡先を聞き出して電話をしてみると、彼女もまたびっくりしたようだった。ふたりで会って話したが、彼女はアツコさんより10歳も年下で、驚きと悲しみで手が震えていた。

「夫は罪深いと思いました。彼女に真実を告げ、どうしたいか考えてと言ったら、わからないと泣き出して。バカバカしくなって、私は別れました。どうせ婚姻届を出してないんだから。でも結婚式はしていたしご祝儀もいただいている。夫には、祝ってくれた人たちに連絡をとって真実を話して謝れと言ってあります」

一緒に住んでいた家を出てひとり暮らしを始めたとたん、猛烈に怒りが沸き起こってきたので弁護士を通して慰謝料請求をするつもりでいる。「書類上の」妻も、離婚に向けて動き出していると聞いた。

「夫は私の前でも号泣したし、彼女にも泣きながら土下座したらしいです。私にも彼女にも、『すべてが過ちだった』と言っている。さっぱり意図がわかりません。私はショックのあまり流産してしまいました。それを聞いて彼女も激怒していた。許す気はなれないというのが私と彼女の共通した気持ちです。ゲスすぎますよ」

何が目的だったのだろう。アツコさんによると、「どっちとも別れたくなかった」のが彼の本音だと彼自身は言っているそうだ。

>不倫をするにしては弱すぎる
 
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます