出会いが子ども番組で、当時、彼女が13歳だったこと、同番組で未成年女性を自宅に引っ張り込んだタレントがいたことなどから、SNS上では「年の差婚はいいんだけど、出会いが子ども番組」とか「知り合ったころから13歳を恋愛対象に見ていたんだろうか」など、複雑な思いを述べている人たちもいる。 ただ、18歳の年の差婚はそれほど珍しい話ではない。
年の差18歳、親子と間違えられることも
「うちも18歳差なんですが、僕は老けて見えるタイプで、妻は若く見える。だから結婚当初は、よく親子と間違えられました。そのたびに妻が憤慨して、僕は美容院に連れていかれたり、妻に付き添われて洋服を買いそろえさせられたり。おしゃれに無頓着だったから、気持ちを切り替えるのに疲れたこともありました」苦笑しながら話してくれたのは、ジュンイチさん(49歳)だ。結婚したのは妻が25歳、彼が43歳のころ。当時の写真を見せてもらうと、妻は学生にしか見えないが、ジュンイチさんは確かに今より年上に見える。
「妻に言われてスポーツジムにも通うようになり、だらんとしていた体型が少し締まりました。中学生のころから“オッサン”と呼ばれていたくらい筋金入りの老け男だったので、今になって、ようやく実年齢に近づいたような気がしています(笑)」
彼は大笑いしている。思わずこちらも吹き出してしまった。
妻の同僚に「あら、お父様?」と驚かれ……
結婚してすぐ、妻が転職した。外資系のその職場でパーティが開催されることになり、妻に請われて彼も一緒に出席することにした。「会場の入り口で妻が声をかけられ、『あら、お父様といらしたの?』と声をかけられたんですよ。そのころはすでに妻によって僕は改造されているところだったんですが、まだ不充分だったんでしょうね。そんなことはたくさんありました」
今は2歳の長女をふたりで奪い合うようにかわいがっている。この子が無事に大人になるまで、がんばって元気に働くつもりですとジュンイチさんは言う。
「おじいちゃんに見られないように、いくつになっても心身ともに鍛えなくては。これからジムに行きますので」
颯爽と去っていた彼の後ろ姿は、ピンと伸びていた。
>妻は、上司の娘