人間関係

自称サバサバ義母の“さばけた”発言がキツイ。「あなた、センス古いわね?」って単なる嫌味!

妊娠中に夫の会社が倒産。仕方なく夫の実家に同居。苦手意識があった義母と実際に同居してみると、嫌味でねちっこい性格であることが判明、まもなく我慢の限界を迎えそうだ。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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義母という存在は、女性にとって「永遠の敵」なのだろうか。昔のようにひどい「嫁いじめ」はなくなっても、義母からみると、どうしても息子の妻は素直に受け入れがたいようだ。
悪気があるのかないのか……。

悪気があるのかないのか……。

 

新婚時代に義母「センスが古くない?」

マリさん(40歳)は義母が苦手だ。2歳年上の彼と2年付き合い、結婚を申し込まれたときはうれしかった。そのころ義母には会ったことがなかった。

「彼から両親を紹介したいから一緒に実家に行ってほしいと言われ、出向いたんです。おとなしめのワンピースを着て。最初はごく普通に世間話をしていたんですが、場がなごんだころ、彼の母親が『あなた、ずいぶんセンスが古くない?』って。冗談だと思って彼や義父が笑ったんですが、私は傷つきました」

義母への印象が一気に悪くなった。結婚して11年たつが、初対面からずっと苦手意識が抜けない。しかも結婚して3年後、妊娠中に夫の会社が倒産した。彼女も働いてはいたが、今後のことを考えると頭が痛かった。

「夫は焦って仕事を探していたけど、なかなか見つからなくて。アルバイトを掛け持ちしながら職探しをしていたので、体調が悪そうでした。そんな夫を見ているのもつらかった。義母から『同居しない?』と声がかかったとき、私は躊躇したけど、夫は『とりあえず家賃を浮かせて、そこから生活を立て直そう』と言われて。他に選択肢はありませんでした」

夫の実家へ引っ越すことになり……

夫の実家は東京郊外にあるが、マリさんの出勤にそれほど不便な場所ではない。なにより失職して精神的に不安定になっていた夫が、少しでもリラックスして過ごせるなら同居も悪くはないかもしれないとマリさんは思いやっていた。

「義母は愛する息子に同情していましたから。夫もいい仕事を見つけて早く別居できるようにすると約束してくれたので、夫を信じて私もがんばろうと思っていました」

二世帯住居ではないから同居がつらくなるのはわかっていたが、こうなったら覚悟を決めるしかない。夫を育てた義母なのだから、理解しあえないこともないはずだとマリさんは自分に言い聞かせた。

>夫は再就職、それでも同居は続く……

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