資産運用

Q. 30代・子どもあり・自営業におすすめの新NISAの運用方法は?

新NISAの疑問について、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「30代・子どもあり・自営業におすすめの新NISAの運用方法は?」についてです。

酒井 富士子

執筆者:酒井 富士子

60代の得する働き方ガイド

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新NISA

30代・子どもあり・自営業におすすめの新NISAの運用方法は?

2024年1月からスタートする新NISA。年間の投資枠が大幅にアップするなど使い勝手が良くなりますが、「仕組みが理解できない」「自分に合った投資方法が分からない」などと活用をためらっている人も多いのではないでしょうか。
 
このような悩みに対して、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「30代・子どもあり・自営業におすすめの新NISAの運用方法は?」についてです。

Q. 30代・子どもあり・自営業におすすめの新NISAの運用方法は?

「35歳(妻32歳、子ども3歳)の自営業男性で年収650万円です。自分に合った新NISAの運用方法を教えてください」

A. iDeCoも併用して老後リスクに備えよう

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相談者のプロフィール
出典:酒井富士子『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)

自営業は厚生年金がなく、会社員よりも公的年金の受取額が少ないため、新NISAに加えてiDeCoも活用しての積立がより重要になります。新NISAやiDeCoを活用して、厚生年金をもらえない分を補おうという考え方です。

老後に不安のある自営業者は、30代からiDeCoを始めるべきでしょう。節税メリットの大きいiDeCoを早くから始めることで、老後資金への備えも万全にできるからです。自営業者の場合、会社員と比べてiDeCoの上限額が高く、月6.8万円まで積立が可能。例えば、月6万円を資産運用に回せる場合には、最低でもその半分の3万円はiDeCoに回すことをおすすめします。
新NISA

出典:酒井富士子『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)

上図のポートフォリオでは、iDeCoと新NISAに3万円ずつ振り分けてみました。自営業者の場合、病気やケガで失業状態に陥った際の保障も、会社員と比べて希薄です。そのため、万一の事態の備えとして、新NISAのつみたて投資枠には全世界株式型を50%組み入れつつ、バランス型も50%組み込み、一部資金をローリスクで安定運用します。

一方、30代の場合には、最低でも20年以上の運用期間を確保できるため、iDeCoは株式型で積極的に攻めの運用をしていきましょう。例えば、上図は、全世界株式型と米国株式型を半分ずつ組み込んだポートフォリオです。これなら、長期の運用の間に大きなリターンを期待することもできそうです。
新NISA

新NISAについてより詳しく知りたい方は、酒井富士子さんの著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)をお読みください。

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