島田佳奈の恋愛コラム

パートナーと「したい」タイミングが合わない……相手を傷つけない上手な“断り方”とは?

パートナーとのセックス頻度は、恋人同士や夫婦にとって大事な問題。自分が気乗りしないとき、相手の機嫌を損ねないよううまく断るにはどうすればいいでしょうか。相手との関係を崩さない心遣いについて、考察しました。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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パートナーと性行為の頻度が合わない…どうすべき?

パートナーと行為の頻度が合わない……どうすべき?

パートナーとの行為の頻度は、恋人同士や夫婦にとって大事な問題。自分が気乗りしないとき、相手の機嫌を損ねないよううまく断るにはどうすればいいでしょうか。相手との関係を崩さない心遣いについて、考察しました。
 
<目次>
   

「好き」と「したい」がイコールとは限らない

大人の恋愛に“夜の営み”はつきもの。ましてや夫婦となれば、パートナーとの性の不一致は立派な「離婚」事由。由々しき問題です。

週末の「お泊り」デート程度ならば、まだまだスキンシップは非日常。あらかじめスケジュールが決まっているので、心(と体)の準備も整います。

しかし同棲や結婚生活といった「いつでもできる」環境になると、相手から誘われるタイミングと自分の「したい」タイミングがズレてしまうこともしばしば。特に仕事で疲れてすぐに寝たいときなどは「明日にして」と背中を向けてしまうこともあるでしょう。

応えられない側としては、決して愛情が目減りしたわけではないのです。ただタイミングが悪かったり、体調がイマイチだったり、とにかく眠かっただけ。それでも誘った側にとっては「応えてくれなかった」と落胆するだけでなく、行き場のない性欲で悶々とし、テンションはダダ下がり。翌朝は、2人の間に気まずい空気が流れてしまうかもしれません。

どれほどフィーリングの合うカップルでも、男性側の「したい」頻度と女性のそれは、必ずしも一致するわけではありません。若いうちは男性の性欲に女性が理解を示せないことも多く、年を重ねると逆に女性の「したい」に男性の体調が合わなくなることも。

タイミングが合わないとき、後腐れなく「じゃあまた今度」と言ってくれれば、こんなに悩むことはありません。しかし断られた側は、思いのほかショックを受けていることも。

傷ついてしまったら、次から「断られたらどうしよう」と誘うのを躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。あげくレスになってしまうのは、最悪の展開です。

「(今日は)したくない」―――ただそれだけを伝えることの難しさ。相手を傷つけず断る方法はあるのでしょうか。
 

「次は私が誘ってもいい?」のアフターフォローが必須

前の晩、あなたはどうしてもしたい気分になれず、パートナーからのお誘いをやんわり断ってしまったとします。翌朝、パートナーが何事もなかったように振舞っていたとしても「昨日はごめん」と謝ることは忘れないで。

デリケートな問題ほど、蒸し返したくない気持ちなのはお互い様。だけど断られたパートナーがひそかに傷ついていたとしたら、断ったあなたのほうから話すきっかけを提供しなければ、うやむやになってしまいます。

なぜしたくなかったのか。一晩たって冷静に話せるタイミングだからこそ、きちんと説明しましょう。「言わなくても分かるはず」はNGです。

そもそも、見るからに体調が悪そうだったりイライラしている様子だったら、パートナーだって気を遣うもの。それでも空気を読めず性欲だけで誘ったのであれば、断ったあなたのほうもイヤな気持ちになったことを伝えないと、パートナーは今後も繰り返すかもしれません。

断られたパートナーが傷ついたとしても、あるいは気分を害したとしても、あなたが誠意を持って「したいと思えなかった理由」を説明すれば、納得してくれるはず。

それでも気まずさを払拭(ふっしょく)できなかったら「次は私が誘ってもいい?」と言ってみて。あなたの「したくない」気持ちが一時的であることを理解してもらう、最善の提案です。

気まずい空気を作ってしまったのは、他でもない断ったあなたのほう。たとえ「あのタイミングで誘ってくるとかありえない!」というようなシチュエーションだったとしても、断った側からフォローするのが得策です。

一緒に住んでいるならば、誘われた時点で「明日ならいいよ」「週末にゆっくりしたいな」と言うのがベストな対応。断るのではなく延期であれば、誘ったほうも「嫌われた?」と疑心暗鬼にならずに済みます。
 

互いへの理解が深まれば「したい」タイミングも合わせられる

「したい」と思うタイミングは必ずしも合うとは限りません。誘う側がムードを盛り上げて相手をその気にさせられればいいですが、馴れ合うほど「余計な気を遣わずセックスしたい」と思ってしまい、その気にならない相手は断りたくなるというジレンマ。

一度や二度ならともかく、何度もタイミングが合わないと「したい」気持ちも萎えてしまいます。そうならないためには、パートナーがしたくなるサイクルやシチュエーションを把握すること。誘われた日、行為をした日、断った日などを記録して、傾向をつかみましょう。

同じように、あなた自身が「したくなる」サイクルについても、パートナーと共有するよう心がけてみて。互いに知っていくうちに、タイミングを合わせやすくなります。

夫婦やカップルにとっての夜の営みは「カラダのおしゃべり」。誰とでもできる行為ではないからこそ、大切な時間を断ることなく楽しめるよう、2人で向き合いましょうね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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