(文/前ガイド:堀切美加 )
■Excelで医療費をつけておきましょう |
1年間の医療費が多かった時、3月15日までに確定申告をすると、還付を受けることができ、支払った医療費の一部が返ってきます。
10万円(所得の合計額が200万円までの人は所得の合計額の5%)が、支払った金額から引かれますので、医療費が10万円超えた場合、または所得が少ない場合は所得の合計額の5%を超えた場合は、申告をしたほうが特です。
保険のきかない[歯科・不妊治療・あんま・マッサージ・薬局で購入した市販薬・病院へ行くタクシー代]などの医療費も控除の対象になりますので、よく確認の上、申告しましょう。
平成13年中に支払った医療費の総額 -保険金などで補てんされる金額- 10万円(所得の合計額が200万円までの人は所得の合計額の5%) =医療費控除額(最高 200万円)
ということは、ちゃんと1月からつけておくといいんですね。
家計簿をつけていない、つけていてもパソコンを使っていない、という場合は医療費だけはExcelでつけておきましょう。
■シンプルな表が一番です |
かかった日時、医療機関名、金額、かかった人くらいがわかれば充分です。あと領収書が必要になりますのでちゃんととっておきましょう。
1年間出力する必要のないものですから、罫線もいりません。自分がわかりやすくするために、項目名のセルに色をつけたりする程度でいいでしょう。
■ウィンドウ枠の固定 |
あまり増えないほうがいい この医療費データ。でも増えてしまうと項目名が見えづらくなってしまう、という場合は [ウィンドウ枠の固定] をします。これによって、スクロールしても項目名はいつでも見える状態でいます。
これは動かしてもいい(スクロールしてもいい)行を選択して(この場合は2行目を選択)、メニューバーの[ウィンドウ] をクリック。[ウィンドウ枠の固定] をクリック。
これは [元にもどす]ボタンで戻せませんので、間違ったところで固定してしまったり、かえってわかりにくくなってしまって解除したい場合は メニューバーの [ウィンドウ]をクリック。[ウィンドウ枠の固定の解除] をクリックします。
■合計欄は作る? |
合計が必要なのも1年の最後。ぎりぎり10万円超えそうだからこの際病気になっておこう!なんてこともありませんから。でもとりあえずどれくらい医療費に費やしているのか?を知りたい場合は、ちょっと簡単に調べちゃいましょう。
金額の欄をドラッグ。
ステータスバーに合計が出ます。
何回支払ったかは、行番号をみればすぐわかっちゃいますが、ついでに。ステータスバーに出た合計の部分にマウスポインタを置いて、右クリック。データの個数をクリック。
■純一にかけた医療費は? SUMIF関数 |
純一はどれくらい医者にお金を払っているのか??
これは式を使って、欄外に出してみましょう。
F2のセルに純一の医療費の合計を出します。
=SUMIF(D2:D9,"純一",C2:C9)
この関数では、純一の合計だけになります。
上記の式の中の、純一をE2 に変えて、E2にそれぞれ家族の名前を入れると純一以外の家族の合計がその都度出せます。
=SUMIF(D2:D9,E2,C2:C9)
来年あわてないうちに、年の初めからちゃんと記録しておきましょう。