資産運用

【新NISA】毎月3万円を30年間積み立てるといくら貯められる?2パターンでシミュレーション

新NISAの疑問について、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「毎月3万円を30年間積み立てるといくら貯められる?」についてです。

酒井 富士子

執筆者:酒井 富士子

60代の得する働き方ガイド

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新NISA

毎月3万円を30年間積み立てるといくら貯められる?

2024年1月からスタートする新NISA。年間の投資枠が大幅にアップするなど使い勝手が良くなりますが、「仕組みが理解できない」「自分に合った投資方法が分からない」などと活用をためらっている人も多いのではないでしょうか。
 
このような悩みに対して、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「毎月3万円を30年間積み立てるといくら貯められる?」についてです。

Q. 毎月3万円を30年間積み立てるといくら貯められる?

「新NISAを来年から始めて、毎月3万円を30年間積み立て続けたら、いったいどれくらいのお金が貯まるのですか?」

A. 平均運用利回り4.3%なら2197万円、6.4%なら3254万円!

新NISA

出典:酒井富士子『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)

新NISAのつみたて投資枠を利用して、毎月3万円を投資信託で30年間積み立てるといくらになるか計算してみましょう。
 
積み立てている途中で、相場が下落する場面もあると思います。ただ、一般的に20年以上積立投資を続けると、元本割れしにくいというデータもあるんですよ。
 
ここでは、30年間の試算を、一般的な平均運用利回りで計算してみましょう(上グラフ参照)。

毎月3万円を30年間積み立てると、利回りが大きいパターンでは3,254万円になるという試算結果となりました。
 
この試算は積極派=先進国株式型投信(平均運用利回り6.4%)、中間派=バランス型投信(平均運用利回り4.3%)のパターンで30年間積み立てた数字です。あくまで20年以上など、長期で積み立てないとこの結果になるのは難しいんですよ。
 
ちなみに、新NISAを使って投資できる上限の金額は生涯で合計1,800万円と決まっていますが、これは投資元本ベースで管理されることになっています。今回のシミュレーションでは、積立元本は1,080万円なので、3,254万円に増えても投資枠の範囲内です。
 
必要に応じて住宅購入の頭金や、子どもの進学費用などとして引き出した場合、このシミュレーションのようには増えません。でもそれでOK! いつでも引き出せるのはiDeCoにはない大きなメリットです。
新NISA

新NISAについてより詳しく知りたい方は、酒井富士子さんの著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)をお読みください。


 
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