亀山早苗の恋愛コラム

「彼女のニオイが…」不潔すぎる同棲相手に“もう無理”と言ったら狂暴化、ハサミが飛んできた

コロナ禍中に誰にも会えない寂しさから、派遣で会社にきた女性とすぐに同棲。実際に生活をしてみるとゲームばかりしているし、不潔でだらしなかった。限界がきて別れ話をすると凶暴化して……。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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別れ話を切り出しても納得してもらえない。そんなときどう対応すればいいかはとてもむずかしい。女性が「彼が暴れたりする」といえば、すぐ警察に通報しろと誰もが言うだろうが、男性が「相手の女性が暴れる」と言っても、なかなか警察に連絡したほうがいいとは言われないようだ。
同棲前は料理も作ってくれたのに、同棲後はゲームをするばかり

同棲前は料理も作ってくれたのに、同棲後はゲームをするばかり

40歳男性が振り返る、3年前の出来事

「男だからって、必ずしも女性より力が強いとは限らない。女性が本気で暴れたらけっこう怖いものですよ」

彼女との仲がうまくいかなくなってからの1年、本当に怖かったとタツヤさん(40歳)はため息をついた。

大学入学と同時に上京して以来、長年ひとり暮らしを続けてきたタツヤさんだが、3年前、5歳年下の女性と知り合った。コロナ禍にも関わらずタツヤさんの職場は多忙のため、派遣社員を迎え入れたのだ。それがキミコさんだった。

「彼女に仕事を教えたのは僕です。そこから親しくなっていった。コロナ禍で友だちと会うこともままならず、寂しかったんですよね。仕事が終わると、社内でキミコとコーヒーを飲んだりしているうちに意気投合した。彼女はバツイチだったから気にしていたけど、僕はつきあってほしいと告白したんです」

外食ができなかったので、キミコさんが食材を持って彼の部屋を訪ねてくることが増えていった。タツヤさんは30歳になったとき、ローンを組んで中古ながらマンションを購入していた。

「もうじきアパートの更新なんだけど、大家さんが家賃を値上げするって言ってきて。きついわと彼女が言うので、じゃあ、ここに越してきたらどうかなと言ってしまったんです。知り合って1年ほど経っていたし、彼女、ものすごく料理がうまくてすっかり胃袋をつかまれていた。彼女は『いいの? うれしい』と2週間後には越してきました。やけに早いな、まったく違う土地に住むのに何の逡巡もないのかなとは思ったけど、それだけ僕のことが好きなんだろうと都合のいいように解釈していました」

一緒に住んで気づいた、彼女の実態

ところが一緒に住んでみると、彼女のだらしなさに辟易としたとタツヤさんは言う。彼自身、決して「きれい好き」というわけではないし、だらしない面も多々ある。だが、キミコさんはたとえばキッチンのシンクに皿が山になっていても洗わないのだ。彼のところに遊びに来ているときは、彼女が料理をして後片付けをタツヤさんがしていた。

「そう、彼女は料理をするのは好きなんだけど、片付けが嫌いだったんです。皿や鍋だけじゃない、たとえばペットボトルの飲み物を飲み終わっても、空になったペットボトルをゴミ箱に入れず、そのへんに置いてある。しかも蓋を閉めないから残った液体がこぼれてカーペットにしみを作る。ちゃんと蓋して捨てなよというと、わかったとは言うけど同じことを繰り返すんです」

一緒に暮らして1カ月で、彼は音を上げた。

>別れ話をすると彼女が凶暴なふるまいを
 
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