人間関係

「妻が冷たい」と愚痴る50代男性、既婚者合コンで初対面女性に“ごもっともな指摘”をされる

夫婦仲がずっと悪かったわけでもなく、義母が亡くなったときに嘆く妻へ寄り添いもした。しかし、2年前に出向がきまり、納得がいかなかった夫はつい愚痴をこぼし始めた。途端に妻の態度が冷たいものに変わっていった。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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50代になって、仕事上も人間関係も悩みが尽きない夫。ついつい妻に愚痴のひとつも言いたくなるところ。だが一方の妻は、子育ても一段落し、エネルギッシュに日々を楽しんでいる。50代で、夫婦の「元気度」には違いが出てくるようだ。
夫婦仲が悪かったわけではないが最近は妻に相手にしてもらえない

夫婦仲が悪かったわけではないが最近は妻に相手にしてもらえない

50代になってから妻は変わった

「うち、夫婦仲はそれほど悪くなかったんですよ。子どもたちが大きくなってからは、週末に妻と映画を観に行くこともあった。ただ、50代に入ってから妻は変わったような気がします」

肩を落としてそう話してくれたのは、シュウイチさん(54歳)だ。30歳のときに結婚。同い年の妻との間に、現在、22歳と20歳の子がいる。

共働きを望んだ妻だが、2人目を産んだあと体調を崩し、退職せざるを得なかった。上の子が小学校に入ってから再就職し、以来、協力しあって家庭を維持してきた。

「僕は30代から40代にかけて本当に仕事が忙しかった。出張も多かったですしね。そんなときは妻の母親に助けてもらいました。義母の応援と助けがあったからやってこられた」

妻に寄り添ってきたつもりだった

だから5年前、義母が倒れたときは彼も毎日のように病院に見舞いに行った。元気になってようやく退院できるとなったのに突然容態が変わり、義母は帰らぬ人となった。

「そのときの妻の嘆き方は半端じゃなかった。毎日早く帰って妻に寄り添いました。べったり一緒にいる母娘ではなかったけど愛情は深かった」

ただ、時間とともに妻は少しずつ元気になっていった。週末はふたりでデートするようになったのも、このころからだ。妻との絆が強くなったと彼は思っていた。

>雲行きが怪しくなったのは、仕事の愚痴をこぼしはじめてから
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