ママ友が義母と仲が良く、夫の元カノ。そして離婚したばかり。どういうことなのだろう
私のお腹に「嫌だわ、みっともない」と義母
「本当は夫の実家近くには住みたくなかった。もう少し距離感がほしかったんです。でも共働きだし、年子の子どもがいて、義母に頼るしかありませんでした」苦渋の選択だったと言うのは、リツコさん(40歳)だ。学生時代の先輩と再会してつきあうようになり、結婚したのが30歳のとき。すでに妊娠していた。夫はフリーランスで映像関係の仕事をしており、収入も不安定。リツコさんが安定した正社員の仕事を手放すわけにはいかなかった。
「結婚の挨拶に彼の実家に行ったとき、義母となる人が第一声で、『あら、お腹だけぽっちゃりしてるわね』と言ったんです。彼から妊娠のことは告げられていなかったみたい。はあ、と言ったら『今どきは珍しくないんでしょうけど、私は嫌だわ。みっともない』って。彼は聞こえないふりをしていました」
義実家の近くに「家を建てる」違和感
その席で、義父から「近くに土地を買ってある。家を建てたらどうか」という話が出た。ローンを抱えることに不安がよぎったが、彼がすかさず「お父さんが家を建ててくれるの?」と甘えた発言をした。「すると義母が、『建築費用の半分は即金で出してあげるから、あとはあなたたちで何とかしなさい』と。そのときはありがたく思ったんです。だけど結局、家の費用を義父が出し、私たちが月々義父に借金を返済するという形になりました。そして家は義父名義。なんとなく釈然としていません。しかも、家が妙に早く建ったんですよ。もともと建てるつもりだったとしか思えない」
間取りも既にできあがっていて、リツコさんの希望はまったく通らなかった。なんだかおかしいと思いながらも、子どもが産まれ、日々の生活に取り紛れていった。
子どもたちを保育園に通わせるようになると、義母のありがたみが身に染みた。
「私が思いきり仕事をすることができたのも義母のおかげ。夫は自分に時間があっても、保育園の送迎をしてくれない。でも夫が電話をすると義母は何でもやってくれるんです。そんな義母の息子愛に私も乗っかっているところがありました」
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