貯蓄

新NISA、買うならどんな株?

2024年から新NISAが始まります。せっかくの税制優遇制度ですから、「なるべく節税効果がありそうな」投資先を選びたいものです。そこで今回は、新NISAで買うならどんな株が良いか、筆者なりに考えていきます。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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新NISAでどんな株を買う?

新NISAでどんな株を買う?

2024年から新NISAが始まります。せっかくの税制優遇制度ですから、「なるべく節税効果がありそうな」投資先を選びたいものです。そこで今回は、新NISAで買うならどんな株が良いか、筆者なりに考えていきます。

新NISAのポイント:非課税期間の無期限化

本題に移る前に、新NISAに向いた投資先のポイントを考えておきましょう。

新NISAでは、非課税期間が無期限化されます。ですから、この非課税期間の間にうんと成長する会社に投資をするのが筋です。

もちろん、無期限といってもいずれ売ることになります。

だから、「いつ株を売るのか?」という時期を起点にして、株を売るときに業績が大きく伸びてそうな産業へ投資するのがよいでしょう。

たとえば:2030年までに上がりそうな株

参考例として、2030年までに上がりそうな株が、どんな株かを考えてみましょう。

いまから2030年にかけて上がる株は、「いまはそんなに必要とされていないけれど、2030年までに需要が大きく伸びる会社」です。

では、2030年にはどんなものの需要が高まっているでしょう。現段階で見えているものとしては、「2030年問題」が挙げられます。2030年には、少子高齢化がさらに進み、国内人口のおよそ3割が65歳以上となります。

だから、人手不足が深刻となる見込みです。特にトラックドライバーが不足すると考えられていて、全国の約3割の荷物を運べなくなる可能性が指摘されています。

この問題は、どのようにして解消されるでしょうか。

考えられる道筋はいくつかあります。

たとえば、ドライバーが足りないなら「機械で賄おう」と考えることができます。

具体的には、2030年には自動運転トラックやドローンなどの機械に頼った物流網が構築されるかもしれません。

個人的には、ドローンは「空輸」という点で重たいものは運べず、用途は限られてくると感じますが。

ほかにも、2030年までに機械の実用化が間に合わないうちは、物流代行会社が引く手あまたになりそうです。

技術革新に注目するなら「自動運転開発を手掛ける会社」、目先の人手不足に注目するなら「物流代行会社(3PL)」などが気になるところです。

ポイント:売るときの世界を考える

ここでのポイントは、「株を売るときに、世界がどうなっているか?」を考えることです。

株を売るときに業績が悪ければ、株価も下がっている可能性が高いです。そんな投資をしては、損をしてしまいます。

新NISAで株を買うなら、「いまと比べて、株を売るときまでに需要が大きく伸びる会社」が狙い目です。こういう株を、安く買うのが理想です。ぜひ探してみてください。
 
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