亀山早苗の恋愛コラム

40代既婚男性の4割が「不倫経験あり」と回答。配偶者の有無や年収との相関関係も判明

既婚者の婚外恋愛の割合を調査すると、40代既婚男性の38.3%が経験ありという結果がでた。恋をしたことで、自分が保たれ晴れやかに人生を生きることができるようになったし、性に興味のない妻とも会話が増えた、という男性に話を聞いた。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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既婚者向けのマッチングサービスを提供する株式会社レゾンデートルが、30代から50代の既婚者を対象にした婚外恋愛に関する実態調査をおこなった(※)。

その結果、40代既婚男性の38.3%が経験ありと答えた。
実態調査が浮き彫りにする「婚外恋愛」経験者の共通点

実態調査が浮き彫りにする「婚外恋愛」経験者の共通点

この調査報告には、他に興味深い結果がある。子どもありの男性で「経験あり」と答えたのは36.5%、子どもなしだと21.1%で、子どものいる男性のほうが婚外恋愛をしているのだ。さらに、配偶者に対して不満がある男性で婚外恋愛経験者が47.2%にのぼるのに対し、不満がない男性で経験ありは22%。つまり、子どもがいて、配偶者に不満がある男性ほど婚外恋愛をしやすい。一方、いずれの場合も、女性にはこれほど顕著な違いは出ていない。  

不満のトップは「性生活」

男性たちの配偶者への不満トップは性生活だ。実際、「家庭を壊すつもりはないが、婚外恋愛をしたことで妻への不満が少し解消された」というタイゾウさん(45歳)に話を聞くことができた。

「結婚して15年、中学生の息子がいます。妻は妙に潔癖なところがあって、もともとセックスには興味がない。息子が生まれてから3年ほどレスでした。その後は10回誘って1回受け入れてくれるという感じ。でも息子が小学校に入ったころ『もうしたくない』と言われてしまいました。結婚生活には満足しているけど、それだけが苦痛だと。そう言われたらもう誘えませんよ」

妻に無理強いするわけにはいかないが、自分だけがなぜこんなに我慢しなければいけないのかという思いがわいてきたという。家庭を壊したくない、だが風俗に行っても虚しい。「たかが性欲」と自分を抑え込んできたが、4年前、ある女性に出会った。

意外な人物と、喫茶店で偶然の出会い

「母が骨折して入院していたことがあるんですが、その主治医である女医がとても感じのいい人だったんです。あるとき、病院近くの喫茶店でパソコンを広げて仕事をしていたら、主治医が入ってきた。よかったら同席しませんかと僕から声をかけたんです。彼女はたまたま息抜きに来たようで、同席して世間話をしました。30分ほどでしたが、とても楽しかった。次に母を見舞ったとき、主治医と会えたので、今度は食事でもと誘ったら乗ってくれて」

そこから恋が始まった。あとから聞くと、彼女も以前からタイゾウさんのことが気になっていたそう。ただ、患者の息子だから自分から声はかけられなかったと言った。

「うれしかったですね。彼女も40代で高校生の子がいる。お互いに社会人だし子どももいる身。会いたい気持ちが募って突っ走りそうになることもあるけど、今は抑制しながらつきあっていこうと話し合ったのを覚えています」

妻との間では性生活に不満があったが、彼女との関係においては、性的なことだけが満たされたわけではない。やはり「恋」だから満たされたのだ。そこには心の満足が大きく影響している。

>身勝手かもしれないが恋をして人生に積極的になれた
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