メルカリの使い方やルールは親が子どもに教えておきたい大切なことですが、ちょっと早いかなと悩む親御さんも多いかもしれません。この記事では、メルカリを通じて子どもに何を伝えていけばいいかを考えていきます。
メルカリで欲しい物を見つけてみる
小学生のお子さんであれば、ゲームソフトやカードゲームなど、何かしら欲しいものがあると思います。まずはそれをメルカリで探すところからスタートしてみましょう。おそらく商品がずらりと並んで表示されるでしょうから、「こんなにたくさんあるのか!」と驚くと思います。そして、もしかしたら普段利用しているお店では見たことがないような商品を見つけるかもしれません。
そのようなワクワクする気持ちがある一方で、どうしてこんなにたくさんあるのだろうと疑問に思う気持ちも大切にしたいですね。
子どもの素朴な疑問に答える
■どうしてこんなにたくさんの商品があるの?メルカリには、お子さんが探したもの以外にもたくさんの商品が出品されています。それを見て「たくさんあってすごいな、楽しいな」という気持ちと「どうしてこんなにあるのだろう」という疑問を感じたならば、メルカリの仕組みを簡単に説明してあげたいですね。
「メルカリはたくさんの人が使っていて、その人たちが使わない物を売ろうとしている。新しいものがどんどん出てくるから、メルカリから商品がなくなることもない」
このような内容をお子さんの年齢に合わせた言葉や口調で伝えてみてはいかがでしょう。
■どうしてメルカリだと安く買える?(中古品の仕組み)
メルカリには中古品もたくさん出品されており、しかも価格が新品よりも安いことがほとんどです。「え?こんなに安いの?」と思うお子さんもいることでしょう。そうなれば、中古品の仕組みについて説明するのも良さそうです。
「メルカリには中古品といって、誰かが使ったものが出品されている。新品ならば汚れや傷がないけれど、中古品は汚れていることもある。その分、値段が安くなってしまうのが中古品」
中古品が安い理由は他にもあるのでしょうけれど、「汚れ」というマイナスポイントに着目するとわかりやすいかなと思います。実際筆者も、子どもが小学生のときには、このように答えていました。
小学生のお子さんが、自分でメルカリでの売買をするとは考えにくいので、基本的には親御さんと一緒に使うことになるでしょう。そのため、メルカリの出品の仕方や売るためのテクニックというよりは、この先も使える考え方を教えるのが良いと筆者は考えています。
困ったことが起きた場合の対処法
メルカリだけではなく、学校や友達関係、そして社会に出たときには、何かしらトラブルが起きると思います。その時に他の人に相談することの大切さを、メルカリを通して教えることができるのではないでしょうか。もしメルカリで困ったことがあったら親に相談したり、サポートセンターに問い合わせたりできます。助けを求めるのは恥ずかしいことではないですし、むしろ問題解決をスムーズにするための最善の方法でしょう。このような考えがあれば、メルカリ以外のトラブルでも人の力を借りられる人になれそうです。
トラブルが起きない防衛策
困ったことやトラブルは起きないに越したことはありませんから、防衛策を講じるのも必要です。メルカリであれば、出品者は商品説明を丁寧に書いたり、写真を掲載したりすることで、購入者とのトラブルを回避できます。また「中古品なので、ご理解の上ご購入をお願いします」と書いておけば、見落としたダメージがあったとしてもクレームは受けにくいでしょう。相手に不快な思いをさせずに、どうすれば自分を守れるかを考えるきっかけになるかもしれません。不用品を売ってお金を得られる
メルカリは個人が不用品を売ってお金を得られる場所です。小学生であっても、お金の大切さは感じていることでしょう。自分が使わなくなった物がお金になって、そのお金でまた好きな物が買える。このような循環も、お子さんに教えたい大切なことになってきますね。生活をしている以上、お金は必要です。そして不用品も出てきますから、その2つを結びつけて考えるのはこの先の長い人生においては必要なことです。不用品をそのまま捨てれば0円ですが、メルカリで売ったらお小遣いが入ってくる可能性があります。しかも長期に渡って不用品を売り続ければ、その分手元に入るお金も積み上がっていくことでしょう。時間がたっぷりあるお子さんだからこそ、続けることの意味を伝えていきたいですね。