プランターであれば、ベランダなどのコンパクトなスペースで栽培できますし、日当たりなども調節できます。
7月は梅雨があけて、暑さも盛りの時期になりますが、秋から冬にかけて収穫できる野菜の仕込みをする期間になります。今回は7月に種まきや苗植えできる、野菜を3種類紹介します。
7月に植える野菜1:ブロッコリー
ブロッコリーの鮮やかな緑色が毎日の食卓に欠かせないという方もいるのではないでしょうか。お弁当に、サラダなどに大活躍してくれる野菜です。種から育てる場合は7月中旬~下旬に、黒いビニールポリポットに土を入れて種まきするところから始めましょう。ポリポットに種を植えて、乾燥しないよう気をつけていれば、いい具合に発芽するのでおすすめです。発芽して、葉っぱが4~5枚出たらプランターに植え付けします。
苗から育てる場合は、8月ぐらいに店頭に並ぶので、それを買って植え付けます。
ブロッコリーは、虫がつきやすいので、防虫ネットを準備しましょう。収穫時期は、10~12月ごろです。
7月に植える野菜2:葉ネギ
葉ネギは、青ネギ、万能ネギとも言われ、薬味の代表的な存在です。6~7月にかけてプランターに種を直播すれば、10日ほどで発芽します。丈夫で病害虫に強いので、初心者の方に特に向いている野菜です。種まきから約3カ月後の9~10月ごろに草丈が20~30cm以上になったら収穫です。その際、株ごと引き抜かず、地上から3~5cmぐらいのところで切り取れば、2~3回収穫でき、経済的です。
7月に植える野菜3:コマツナ(小松菜)
おひたしや炒め物をはじめとして、さまざまな料理に活用できる小松菜も気軽にプランターで栽培できます。小松菜は、3~10月の暖かいときにいつでも種まきができます。小松菜は20~30日という短期間で収穫できる成長の早い野菜です。
プランターに種を直播する際は、10日ずつ種をまく時期をずらすと、成長しすぎた葉が固くなってしまわず、ムダなく収穫できます。
小松菜もブロッコリーと同じく、虫がつきやすいという難点がありますので、防虫ネットの準備をしましょう。
7月に植える野菜にかかる費用はいくら?
野菜を栽培するには、一通りの園芸グッズ、種や苗などが必要です。100円均一でもそこそこのものをそろられますので、うまく活用しましょう。●ホームセンターで準備できるもの【合計目安:3300~3600円】
・野菜の種:1種類あたり100~200円×3種類=300~600円
・野菜用の培養土:25リットル入り1000円
・プランター:ブロッコリー用。ブロッコリーは大きく育つので1株あたり直径30cm以上、深さ30cm以上のもの1000円
・肥料:1000円
●100円均一で準備できるもの【合計目安:700~800円】
・プランター:小松菜用、葉ネギ用の2種類=200円
・黒いビニールポリポット
・防虫ネット
・ジョウロ
・園芸用ハサミ
・鉢底ネット
・移植ゴテ