「このあいだ、株を買いました。株を選んで買うまでは良かったのですが、恥ずかしいことに買ってから『いつ売るのがいいのか?』が分からないことに気づきました。どんなタイミングに売るのがオススメですか?」
今回は、この質問にお答えします。
株を売るのはいつ?
株を売るベストタイミングは、いつ?
ずばり結論から書きます。株を売るベストタイミングは、【1】下がるリスクに耐えられないとき、【2】他にもっと優先すべき使い道が出てきたとき、の2つです。
1つ目のベストタイミングは「下がるリスクに耐えられないとき」です。
例えば、以下のような場合が当てはまります。
◯買った株が値上がりして、もう割安ではなくなった
◯買った株の業績が悪くなって、下がる恐れが出てきた
買った株が割安でなくなった場合は、株価が下がるリスクが上がります。そのまま持っていても危険ですから、株を売って利益を確定するのがよいでしょう。株を買う前に、「いくらになったら売る」という目標価格などを決めておくと、対応しやすいです。
ほかにも、買った株の業績が悪くなって、株価が下がるリスクが上がった場合も同じです。この場合でも、株を買う前に「業績がこれくらい悪くなったら売ろう」と、前もって決めておくと、スムーズに対応できるのでオススメです。
2つ目のベストタイミングは「他にもっと優先すべき使いみちが出てきたとき」です。
たとえば、以下のような場合が当てはまります。
◯急な入り用で、株を売って現金を作る必要が出てきた
◯魅力的な投資先があり、乗り換えたほうが儲かる可能性が高い
冠婚葬祭など、急な入り用でお金が必要になることがあります。この場合、多少、納得がいかなくても株を売らざるを得ないでしょう。
ほかにも、買った株とは別に魅力的な投資先を見つけた場合も挙げられます。つまり、「いま持っている株でも儲かると思うけれど、乗り換えたほうがもっと儲かりそうだ」という場合です。この場合も、いま持っている株をすこし売って、新しく見つけた投資先にお金を割り当てるのが合理的です。
まとめ
要点をまとめると、「下がるリスクに耐えられない株は売るべき」
「ほかに優先すべき使い道があるときにも、株を売るべき」
と集約できます。
株式投資では、「何を買うか?」「いつ買うか?」が大事なことは言うまでもありません。そして、それと同じくらい「いつ売るか?」でも収支が変わります。売りどきを見失うと、せっかくの利益が台無しになってしまうことがあります。そうならないためにも、株の売りどきに困っている方は、この記事の内容を参考にしてみてはいかがでしょう?