子育て

遊び声が「騒音」と苦情を受ける子どもたちも“音”に疲れている?「吸音材」で保育施設の環境改善を(2ページ目)

「子どもの騒音」が社会問題になっている一方で、子ども自身が人知れず「音」にストレスを感じて園や学校で過ごしているケースもある。一般社団法人「こどものための音環境デザイン」代表理事の船場ひさおさんと同理事の野口紗生さんに話を聞いた。

大楽 眞衣子

執筆者:大楽 眞衣子

子育てガイド

「こどものための音環境デザイン」では、積み木やタンバリンで音を鳴らしたり、手を叩きながら、音が響く部屋とそうでない部屋との違いを実証している。

「室内の音が響き過ぎないことにより、一つひとつの楽器や、それぞれの歌声が聞き取りやすくなって、音遊びも豊かになります。私たちが公開している動画で音を聴き比べられるので、保護者の方々にも響きの違いを知っていただきたいです」と船場さんは話す。
 

【動画1】響きの違う部屋における音の聞こえの違い


響きの違う部屋で積み木・タンバリンの音や読み聞かせの声を比較した動画。音の聞こえの違いを体験してみてください。
 

【動画2】吸音材あり・なし聴き比べ

 
ある園の5歳児クラスに吸音材を設置する前と後の比較動画。昼食と歌の場面の音の違いを聴き比べてみてください。
 

【動画3】音の響きを聞き比べてみよう

 
大きさ・形・吸音仕上げの異なる様々な部屋を、手を叩いてまわった動画。手を叩く音の違いを体験してみてください。

 
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