なぜ夫は嘘ばかりつくのだろうか
結婚したら、いろいろな嘘が次々に露呈
3歳年下の彼と1年つきあって結婚したミナミさん(35歳)。婚姻届を出して同居を始めて1年半の間に、彼がついた小さなものから大きなものまでの嘘が次々に露呈しているという。「何のための嘘なのかさえよくわからないものがあるんです。たとえば彼は都内で生まれ育った、自分が大きくなってから親が埼玉県に引っ越したと言っていたんですが、実際は彼は埼玉県生まれ。どこで生まれ育っても、別に結婚に支障があるわけではないのに、どうしてそんな嘘をついたのか……」
彼に理由を聞いたら、「え、東京生まれなんて言ったっけ?」と目を泳がせながらつぶやいたそう。ミナミさんが都心で生まれ育ったので、競争意識を燃やしただけかもしれないが、動機は不明のままだ。
「出身大学も、早稲田大学中退と聞いていました。大学生のときに先輩から誘われてベンチャー企業を一緒に立ち上げたと。でも彼の母親に聞いたら、そんな事実はなかった。別の大学ですが、ちゃんと卒業したそうです。ただ、早稲田に憧れていたのも本当みたい。妄想で早稲田に入っちゃったんですかねえ」
これも彼に聞いてみたが、「実際はそれほど有名ではない大学出身だから、恥ずかしくて言えなかった」と釈明した。
「あなた、嘘が多いよね。しかも事実を話してもどうってことないことで嘘をついてるのはなぜなのと尋ねたら、本人も『こうだったらいいなあということをつい言っちゃうんだよ』って。確かに彼はサービス精神が旺盛で、今の勤務先でも営業という業務では業績を上げているみたい。でも些細なことでも顧客にそうやって嘘をついて業績を上げているとしたら、あとで問題になるよと言っておきました」
どうやらいくつかすでに問題になっている案件があるらしく、彼は青ざめていたという。
>大小さまざまな嘘をつき続ける夫