ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年の筆者がこれまでの経験から、「これをすればメルカリで売れやすくなる」と断言する5つのコツを解説していきます。
コツ1:第一印象を決める写真は分かりやすく
メルカリで購入希望者が商品を探す際、一番最初に目にするのは写真です。たくさんの商品がある中でパッと目を引くのは、商品を「きれい」に撮っているものです。この「きれい」というのは、(1)背景がゴチャゴチャしていないこと、(2)ある程度の明るさがあること、(3)極端にデコっていないことがポイントになります。(1)の背景に関しては、床に置いたり、洋服ならハンガーにかけたりして、後ろに何もない状態にしましょう。背景がごちゃごちゃしていると、なんだか不衛生に見えてしまい、商品価値が下がってしまうことがあるからです。
(2)については、暗すぎると商品がぼやけて見えてしまいますし、本来の色が伝わりにくくなってしまいます。(3)の「極端にデコらない」は、商品が見えづらくならないためにも重要なことです。写真に加工が多すぎると実際の商品よりもよく見えてしまい、届いた商品とのギャップを感じてしまいます。それがマイナス評価につながることもあるのです。
コツ2:「98」を意識した価格にしてみる
メルカリで売れるかどうかは、価格も大きく関係します。他の出品者よりも少し下げると売れやすくなりますが、いくらにするかが重要です。例えば他の商品が5000円ならば、4980円にすると割安感が出ます。昔から「298」「198」はよく使われている手法ですが、メルカリでもほんの少し価格を下げるだけで割安感が出て売れ行きが良くなることもあります。コツ3:発送までの日数を「1~2日」にする
メルカリで商品を探している人の多くは、できるだけ早く手元に届けてほしいと思っているものです。そのため発送までの日数を「1~2日」に設定すると、早く売れる傾向があります。メルカリのアプリ上でも、発送までの日数を設定するときに「1~2日に設定すると、平均で40時間以上早く購入される」といった内容が表示されます。一方で、仕事などの都合で発送が遅くなってしまう場合は、無理に「1~2日」に設定しない方がいいでしょう。設定した期間に発送できなかった場合、購入者の期待を裏切ってしまうからです。無理のない日数で設定することが大切です。
コツ4:出品する時間帯を考える
メルカリにはどんどん新しい出品物が掲載されていくので、出品したと思ったらすぐに画面の下の方に流れてしまいます。ほしい商品があるユーザーは粘り強く商品を探すのですが、一方で目についた商品をパッと買うユーザーもいます。特に探していた商品、気になっていた商品ならば、即決することも少なくありません。ここで大切になってくるのは、ターゲットにいかに早く商品を見てもらうかです。つまり、ターゲットがメルカリを見ている時間帯を考えて、そこを狙って出品していくということです。
例えば仕事をしている人向けの商品ならば、通勤時間帯やランチタイムです。主婦ならば家事が一段落した午前中や午後。夕方や夜は忙しいのでメルカリを見ている時間はあまりないでしょう。また夜の10時過ぎは家でゆっくりする時間帯でもあるので、メルカリを見ている人が増える時間帯といわれています。自分が出品する商品を買いそうな人はどんな人なのか、その人がいつメルカリを見るのかを考えてみましょう。
とはいえ、その時間帯に写真を撮って商品説明を書いて……が難しい場合も多いと思います。写真撮影と商品説明は別の日でもOKです。自分の生活の隙間時間で出品の準備をして下書きをしておいて、タイミングをみて出品していくと負担が軽減できると思います。
コツ5:評価を下げないようにする
購入希望のユーザーは、出品者の評価をチェックします。同じ商品を出品している人で、片方はマイナス評価がある、もう片方にはないとなったら、購入希望者はマイナス評価がない方を選ぶことが多いといえるでしょう。そのくらい評価は大切になりますので、メルカリでは評価を下げないような努力も必要です。マイナス評価が付いてしまう理由は、商品説明にないダメージがあった、梱包が雑だったなどがあります。逆に考えれば、出品物の状態をしっかり確認してダメージを商品説明に明記する、丁寧な梱包を心がければマイナス評価を避けることができそうです。ちょっと面倒と思うかもしれませんが、激戦区でもあるメルカリで売りぬくには、ある程度の丁寧さが必要になってくるでしょう。