ビジュアル第一主義には2つのタイプがいる
ビジュアルは大事! 「顔で選んで何が悪い」と思う理由
ビジュアル第一主義な人には、大きく分けて2つのタイプがいます。ひとつは「自分にはないもの」を求める人。自分自身のビジュアルに自信がないために、イケメンや美女に惚れやすくなってしまうのです。
もうひとつは「生まれてくる子どものビジュアル」まで考慮している人。婚活の出会いにおいては、将来を見据えたビジュアル重視派が一定数存在します。
筆者の知人にもビジュアル第一主義な人がいます。彼女いわく「イケメンだったら大概のことは許せるけど、ブサメンに同じことをされたら許せなくなってしまう」とのこと。それほど、眼福なビジュアルは無条件に愛せる魅力を感じるのでしょう。
生まれつきの容姿ではなく、外見が表す「内面の美しさ」に注目して
ビジュアル第一主義な知人いわく、顔のいい人は幼少期からずっとモテていたりチヤホヤされてきたから性格もよく、逆に外見が不細工だと「どうせ自分なんか」と性格もひねくれているとのこと。経験上、筆者もこれまで同じような印象を抱いていたので、この説には納得です。「ビジュアルがいい」とひと口にいっても、生まれつきの恵まれた容姿だけが全てではありません。顔の造作が平均レベルでも、努力によってイケメンや美女になることは可能です。逆に、容姿はいいくせにダサい服装や冴えない髪型で、イマイチなビジュアルとなっている人も。
ポテンシャルが高めであっても「目覚めていない」タイプならば伸びしろを期待できますが、「外見なんてどうでもいい」と考えている可能性もあります。
しかし、第一印象は外見が9割。たとえ顔やスタイルがよくても、洗練されていない見た目だとしたら「だらしない人」「野暮ったい人」「不潔そうな人」など、残念な印象を与えてしまうでしょう。
その意味で、外見は「内面の一番外側」だと言えます。なぜなら、外見を磨く努力は、内面から発揮されるものだから。上記に照らし合わせれば、お分かりいただけるはずです。
ちなみに、顔の印象を左右するのは、むしろ造作よりも表情。表情は筋肉で作られます。いつも笑顔でいる人は、表情筋が鍛えられて、簡単に“いい笑顔”ができます。一方で、しかめっ面ばかりの人は、いざ笑顔を見せようとしても顔がこわばってしまい、不自然な印象に。
人の表情は、その人自身のあらゆる感情が形成するもの。目つきや口角や表情グセなども、内面(性格)が反映しています。性格のいい人は柔和な顔立ちをしているし、性格がひねくれた人はきっと、目つきもよくないでしょう。「性格が顔に出る」ことを思えば、外見のいい人(≒性格のいい人)がタイプだという人の心理にも頷けます。
「顔」で選んでもいい。ただし、年齢相応に容姿は変化するもの
モデルのように完璧なビジュアルな人も、いずれ年齢相応に深みを増していきます。もちろん、中には年齢不詳なレベルのビジュアルを保てる人もいるでしょう。並外れた努力の賜物ともいえますが、反面、日常生活においてそのビジュアルを保つために犠牲を払っている可能性も。人は変化していくもの。さまざまな経験により価値観すらも変容すれば、時間の経過によって肉体も変わります。どんな人も外見はいつか老いていきますが、内面の一番コアな部分、アイデンティティーは意外と変化しないものです。その点を踏まえれば、内面の相性を重視したほうが、ずっと仲良しでいられるのではないでしょうか。
余談ですが、中には「外見がいいだけで中身はイマイチ」な人もいます。前述した「外見は内面の一番外側」説には反しますが、実際なんの努力もせずモテてしまい、内面を磨く努力を怠ってしまった結果でしょう。
世の中には「中身が薄っぺらいイケメンでも“眼福”にあずかれるならいい」というビジュアル至上主義の人もいますから、需要と供給が合えばベストな組み合わせ。誰がなんと言おうと、好きなタイプと付き合うのが一番です!