AirPodsの掃除というと専用の道具を紹介されることも多いのですが、今回は身の回りにあるものを活用した方法をご紹介。何か新しい道具をAmazonで購入する必要もなく、いまからでも実践できるものをご紹介します。
「AirPods」を定期的に掃除をした方がいい理由
AirPodsには、デュアルビームマイクや内向きのマイクのほか、肌検出センサーが搭載されています。マイクのメッシュに汚れが溜まれば音質は悪くなってしまいますし、表面に汚れが溜まればセンサーの感度も悪くなってしまいます。定期的に汚れをとって、清潔に保つようにしましょう。
水洗いは絶対にNG
最初に、やってはいけないことをお話しします。イヤホンだし「キレイになればいいんでしょ」と無茶をしてしまうと、壊れてしまう可能性があります。水洗いは厳禁です。AirPods各種は、あくまで「耐水・耐汗仕様」であり、防水・防汗仕様ではありません。耐水は、物体に水がかかっても耐えられることを指します。ニュアンスとしては「水に強い」程度だと考えたほうが無難です。一方の防水は、水を防ぐこと。物体の中に水が入ってこないことを指します。
つまり、AirPodsの耐水性は、水に濡らしても壊れないことを意味しているのではありません。水拭きしたり、水に濡らしたりといった、強引なクリーニング方法では、故障の原因になってしまいます。
イヤホン表面の掃除
AirPodsの掃除は「糸くずの出ない、柔らかくて、乾いた布」を用いて、「乾拭き」するのが基本です。ティッシュではほこりが付いてしまう可能性があります。また、ティッシュは硬いギザギザした繊維でできているため、細かい傷が付いてしまうリスクがあります。
理想は、iPhoneのガラスフィルムに付属してくるような、クリーニングクロスですね。メガネを拭くのに使っているクロスでもいいでしょう。
溝のところは汚れが溜まりやすくなっています。乾いたクロスで落ちきらなかった場合は、イソプロピルアルコールで少し濡らしたクロスを使って、やさしく拭き取りましょう。
筆者は市販のアルコールシートを使って掃除することもあります。iPhoneやiPadの液晶を拭き取るのにも使ってますよ。最後はきちんと水分を拭き取り、乾燥させるようにしましょう。
メッシュ部分の掃除
マイクやスピーカーのメッシュ部分は、乾いた綿棒でキレイにします。汚れが溜まっているからと、鋭利で硬い道具でゴシゴシと削り取るようなやり方はNGです。歯ブラシによる掃除を推奨しているケースもありますが、個人的にはあまりおすすめしていません。歯ブラシだと繊維が固く、傷つけてしまう可能性があるためです。
充電ケースの掃除
AirPodsの充電ケースには耐水性能も防水性能もありませんので注意が必要です。こちらも水拭きなどは厳禁となります。特に、イヤホンを入れておく場所にある充電端子や、Lightningケーブルを接続するパーツには、水分が付着しないように気をつけましょう。充電ケースもイヤホン同様、基本はクリーニングクロスによる乾拭きが最適です。汚れが目立つときは、アルコールシートで拭き取り、乾拭きして仕上げます。
ケースの内部は、磁石が入っているためほこりや砂鉄が付着しやすくなっています。綿棒やクリーニングクロスによる乾拭きで掃除をしましょう。