4月が他の月と比べて株式投資に適しているのかを検証
4月は他の月と比べて株式投資に適している月なのでしょうか? まず4月の株式市場の傾向を調べるため、下記のような簡単な検証を行いました。■検証条件
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検証対象:全銘柄
検証期間:2000年1月1日~2023年2月28日
1銘柄当たりの投資金額:20万円
買い条件:3月末の寄り付きで買い
売り条件:25日経過後、翌営業日の寄り付きで売り
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全銘柄を対象に3月末に買って25日経過後に売却した場合、どれくらい利益や損失があったかを過去データで調べた結果が以下の通りです。
■検証結果
- 勝率:50.35%
- 勝ち数:40,466回
- 負け数:39,908回
- 引き分け数:1,629回
- 平均損益(円):4,536円 平均損益(率):2.27%
- 平均利益(円):20,735円 平均利益(率):10.37%
- 平均損失(円):-11,704円 平均損失(率):-5.85%
- 合計損益(円):371,967,883円 合計損益(率):185,983.91%
- 合計利益(円):839,046,893円 合計利益(率):419,533.04%
- 合計損失(円):-467,079,010円 合計損失(率):-233,549.13%
- PF(プロフィット・ファクター):1.796
- 平均保持日数:27.41日
勝率50.35%、平均損益率+2.27%とかなりの好成績です。このような結果となった背景としては、以下の点が挙げられます。
・3月末(年度末)に企業が保有する株式や投資信託をいったん売却し、決算書に載らないようにする傾向にあるため、それらの企業による買い戻しが4月は起こりやすい点
・年金、生保などの機関投資家が、年度始めのリバランス(株式組み入れ比率の調整)で日本株を買いやすい傾向にある点
そのため、4月は他の月と比べて株式投資に適している月といえるでしょう。
4月相場で勝ちトレード数の多かった銘柄一覧
では次に、4月相場で勝ちトレード数の多かった銘柄を見てみましょう。図を見ると、「産業ファンド投資法人<3249>」「セイヒョー<2872>」「B-R サーティワン アイスクリーム<2268>」といった、REIT(リート)や食料品といった銘柄に資金が集まりやすく、株価が上がりやすいと考えられます。これらの銘柄に注目することで、リスクが低く、リターンの高い投資ができると期待できるでしょう。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)