iPhoneのバッテリーを交換すべきタイミングはいつ?(画像はイメージ)
iPhoneのバッテリー交換にかかる費用とは
同じiPhoneを長く使い続けると、どうしても起きてしまうのがバッテリーの劣化です。スマートフォンのバッテリーは充放電や経年により劣化が進んでしまうことから、長く使い続けるにつれバッテリーの持ちが悪くなってしまうというのはやむを得ないことでもあります。とはいえ、通勤や通学で外出してから家に戻るまで、iPhoneのバッテリーが持たないのであればかなり不便を強いられるのも確か。そんな時はiPhoneのバッテリーを交換することをおすすめします。
無論、iPhoneのバッテリーを交換するのには一定のお金がかかります。執筆時点での金額を確認しますと、最新の「iPhone 14」シリーズで1万4900円、「iPhone X」~「iPhone 13」シリーズで1万2800円、「iPhone 6」~「iPhone 8」シリーズや「iPhone SE」シリーズで1万500円となっているようです。 アップルのバッテリー交換費用が2023年3月に3000円値上げした(iPhone 14シリーズを除く)ことから、従来より交換費用が上がってしまったのは確かです。ですが「AppleCare+」に加入しており、一定の条件(後述)を満たしていれば無償でのバッテリー交換が可能であることは変わっていません。
バッテリー交換の目安は「最大容量80%」
では一体、バッテリーを交換するならどのようなタイミングがいいのでしょうか。iPhoneの場合、その目安としてバッテリーの「最大容量」が挙げられます。これは新品と比べ、どの程度のバッテリー蓄電容量を保っているかを示すもの。購入したばかりの状態では100%に近い状態ですが、充電を繰り返したり、経年劣化が進んだりすることなどでその容量が減少し、一定水準を下回れば交換が必要と判断できる訳です。
その判断基準は最大容量が「80%」を下回った時とされています。iPhoneのバッテリーはフル充電サイクルを500回繰り返した後も最大80%の蓄電容量を維持するよう設計されていることから、その容量を下回った時が交換の基準となるようで、AppleCare+でバッテリーを無償交換できるのも最大容量が80%を下回った時が条件とされているようです。
iPhoneのバッテリー最大容量を確認する方法
iPhoneのバッテリー最大容量を確認する方法は、以下の通りです。1.
「設定」から「バッテリー」を選びます。
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続いて「バッテリーの状態と充電」を選んでください。
3.
するとバッテリー最大容量が表示されるので、80%を下回っているかどうかを確認します。もし80%を下回っているようであれば、バッテリー交換を申し込むのがいいでしょう。
バッテリー交換を申し込むには?
バッテリー交換はアップルのWebサイトにある「iPhoneのバッテリーサービス」から申し込むことができます。1.
こちらでまず、自分のiPhoneの機種を選んでバッテリー交換費用を見積もってください。
2.
金額を見積もると「お手続きはこちらから」というボタンが現れるので、それを押します。
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続いてApple Storeや正規の修理窓口などに持ち込む場合は「持ち込み修理」を、配送でバッテリー交換を申し込むなら「配送修理」を選んでそれぞれの手続きを進める形となります。持ち込み修理であれば即日対応できる場合もありますが、配送修理の場合は5~7日かかることに注意してください。 またいずれの場合でも、バッテリー交換をするにはiPhoneを一度分解する必要があります。それだけに念のため、バックアップを取っておくことは忘れないようにしてください。