年金・老後のお金クリニック

妻が障害厚生年金を受給している場合、加給年金はどうなるのでしょうか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、妻が障害厚生年金を受給している場合、加給年金についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、妻が障害厚生年金を受給している場合、加給年金についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:妻が障害厚生年金を受給している場合、加給年金はどうなるのでしょうか?

「63歳の男性です。65歳から厚生年金を受給しようと思っています。現在、妻が55歳で、普通なら8年間加給年金をもらえるのでしょうが、妻は障害厚生年金を受給しています。この場合の加給年金はどうなるのでしょうか?」(げんくん)
妻が障害厚生年金を受給している場合、加給年金はどうなる?

妻が障害厚生年金を受給している場合、加給年金はどうなる?

A:妻が障害厚生年金を受け取っている間は、加給年金は受け取れません

そもそも加給年金とは、厚生年金・共済年金などの被保険者期間が20年以上ある人が65歳になったときに、要件を満たす年下の配偶者がいる場合、老齢厚生年金に上乗せしてもらえる年金のことです。

加給年金をもらうためには妻が年収850万円未満、60代前半でもらえる加入年数20年以上の特別支給の老齢厚生年金・特別支給の退職共済年金を受給する権利がない、障害厚生年金を受給していないなどの条件を満たす場合、配偶者が65歳になるまでの間、受け取ることができます。

相談者「げんくん」さんは、妻が障害厚生年金を受給しているとのこと。加給年金は、配偶者が障害厚生年金を受給している間は、支給停止となり、受給することができません。

もし「げんくん」さんの妻が65歳になるまでの間に、一定の障害状態ではなくなり、障害厚生年金を受給しなくなった場合、その他の要件を満たせば加給年金をもらえる可能性があります。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

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