来年から老齢厚生年金171万5000円、企業年金連合会45万円を受給予定。確定申告は必要ですか？

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、老齢厚生年金171万5000円と企業年金連合会45万円を受給した場合の確定申告についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q：来年から老齢厚生年金171万5000円、企業年金連合会45万円を受給予定。確定申告は必要ですか？

「来年から年金を受け取る予定の独身、扶養家族なし。保険等の控除もありません。厚生年金171万5000円、企業年金連合会45万円です。このままで年金を受け取ると、確定申告は必要ですか？ また確定申告が必要ないなら、パートで働く場合、年間どのくらい働けますか？」（ゆうじ360）

A：一般的に年金収入だけであれば確定申告は不要です。年金を受け取りながらパートをする場合は年収75万円以下であれば、確定申告は不要です

公的年金から所得税が天引きされている年金受給者の場合は、一定の条件であれば「確定申告不要制度」が適用されて確定申告は不要となります。

一般的に「確定申告不要制度」が適用される条件としては、まず公的年金等収入（企業年金連合会を含む複数の公的年金をもらっていたら、全部の合計。）が400万円以下であることが条件です。

年金をもらいながらパートをする場合は、公的年金以外の所得を年間20万円以下におさめることができれば「確定申告不要制度」が適用され、確定申告は不要となります。

公的年金以外の所得金額が年間20万円以下というのは、年収にすると75万円以下（20万円＋給与所得控除55万円）になります。もしパート年収が75万円を超えた場合は、確定申告が必要となります。税務署に確認してみましょう。

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