まだみぬ義母が何を考えているのかがわからず不安
夫の母には嫌な感情はもっていない
3年前に結婚したフミカさん(37歳)。付き合いが10年を越えたコウヘイさんから、「このままだとずっと他人のような気がする。結婚しよう」と言われたのだが、彼女はどうしても「結婚」という形をとらなくてもいいと感じていた。「お互いに好きで、支え合って生きていければいいと思っていました。私は30歳のときに婦人科系の病気をしているので子どもは諦めざるを得ない。でも、コウヘイにはいつか子どもがほしいと思ったとき後悔してほしくなかったんです」
それでもコウヘイさんは、「オレはフミカと一緒に生きていきたいんだ。子どもはいなくていい」と断言した。だから結婚しようと言われて、ついにフミカさんもその気持ちを受け入れることにしたのだ。
「ちょうど最初のコロナ禍でリモートワークになり、一日中家でひとりで仕事をしていて気持ちが弱くなっていた時期でもありました。コウヘイもそうだったので『一緒に料理して一緒に食べよう』と互いの家を行ったり来たりしていたんですが、面倒だから一緒に住んでしまおう、と。そのタイミングで結婚しました。形におさまるのはなんとなく不安だったけど、コウヘイが『むしろ、フミカのほうが形にこだわっているんじゃない?』と言い出して。『どうしても合わなければまた別々に暮らして恋人に戻ってもいいし、フレキシブルに考えようよ』と言ってくれたので決意しました」
状況が状況だったので、結婚式などもせず婚姻届を出しただけ。数名の親友と家で食事をして祝ってもらった。フミカさんの両親は離婚しているが、母親とは連絡をとっていたので結婚した事実を伝えた。いつか紹介してねと母は言った。
「コウヘイの両親は、コロナ禍がおさまったら会おうと言ってくれました。でもなかなか、その日が来なくて。昨年初め、行こうかと思ったんですが、まだ不安だから来なくていい、と。私は自己紹介もかねて、義父母あてに手紙を送りました。でも返事はなかった。コウヘイは『遠慮してるんだよ、うちの両親』と言っていたので、それを信じるしかなかった」
義両親に会ったことがないまま、結婚生活も3年近くなっている。
>義母から避けられてはいないだろうか?