成果が出ているのはウェビナー(ウェブセミナー)を起点にした集客・営業方法
「新型コロナウイルス感染症の影響で人と会えなくなり、営業がうまくできなくなった」「会社に訪問できないので仕事が減ってしまった」ということで悩む人もいるようです。それで何か方法はないか、という相談を受けたので考えてみます。むろん自分の仕事がBtoBなのかBtoCなのか、はたまた扱う商材によっても異なると思いますが、いま成果が出ているのはウェビナー(ウェブセミナー)を起点にした集客・営業方法です。もはや対面での営業・接客は、時代遅れというか非効率だという認識が広がっており、法人でも個人でもウェビナーの活用が進んでいます。
これからの営業方法とは
ウェビナーのメリットは、主催側にとっては会場のコストがかからないというぐらいですが、顧客側にとっては「移動の手間が省ける」「コロナを気にせず参加できる」「日本全国あるいは海外からも視聴できる」「録画配信タイプなら出席日時を選ばない」という特徴から、申し込みのハードルが下がる点です。
ウェビナーは無料でも、そこでメールアドレスなどの顧客リストが取れますから、あとで追客などセールスが可能です。
それらのマーケティングとして、SNSを全方位で活用する人・企業が増えたことも特徴です。公式のツイッターやLINE、YouTubeなどに加え、経営者自らフェイスブック・インスタグラム・noteなど、あらゆるSNSメディアを開設して連動させ、流入動線を増やそうとしています。コロナが騒がれてからYouTubeチャンネルを開設した著名人も少なくありません。
こうして広告宣伝費を極力抑えつつ、インターネット上でのブランディング強化に取り組んでいます。
会わなくても、顧客がメリットを感じれば商品は売れる
また、私の周囲には個人事業主も多いのですが、増えているのは「コラボセミナー」です。自分が持つ顧客層と同じような属性やニーズを持つ事業者・インフルエンサーとコラボしてセミナーを開催すれば、自分の顧客を相手に差し出す代わりに、相手の顧客を自分の顧客として取り込むことが可能になります。それに自分だけでは集客に限界がありますから、相手の知名度で集客が広がる期待もできます。むろん、自分の知名度と同程度の人でないと組んではくれませんから、自分より格上の相手に依頼するときは、講演料など別途報酬を支払う必要はあるでしょう。
私の知人の分譲戸建て販売をしている工務店の社長から聞いた話です。コロナで対面営業ができなくなったのを機に、無人のモデルルームでのお試し宿泊を始めたそうです。鍵の番号だけ伝えて、工務店の人間は誰も来ない。
そんな自由な状況の戸建てに、家族みんなで泊まる。夜は庭でバーベキューをして花火をする。
すると「こんな生活に憧れる」と購買意欲を刺激されたようで、営業マンがいなくても売れるようになった、という話です。
「非対面でも、顧客に対してメリットを提供するには?」を考えることが大切ということです。
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