なんでも親に頼ろうとする
「うちの夫は、何かあるとすぐ『じゃあ、うちの母親に頼んでみるよ』と言うんです。ふたりで協力しあって共働きを続けたいから、夫婦で連絡を怠らないようにしておきたいのに、夫はすぐに『オレは今日、(保育園への)お迎えは無理』と。そして『母親に頼む』と言い始める。頼らずになんとか頑張っていこうという姿勢が感じられないんですよ」困惑したようにそう言うのは、アオイさん(38歳)だ。2歳年上の夫との間に6歳になるひとり娘がいる。8年前に結婚するとき、どんなことも話し合う、どちらかが我慢するような生活はしないと決めたはずだった。
「だから私は何でも言うようにしています。新婚当時は対等に話し合っていた記憶があるんですが、子どもが産まれてからは、夫はすぐ『ママは怖いでちゅねー』と娘に話しかけるようになった。子どもをダシにして、自分が甘えた発言をする。私はあなたのママじゃないと何度も言って、名前を呼んでもらうようにしましたが、それでもときおり、『ママ』と呼びかけたりする。どうして親になったのに、逆に自分が子どもに返るような発言をするのか、本当にわからない」
あなたと私は夫婦で、親同士。ふたりでこの幼い命と心を守っていくんだよと話したことがある。夫は神妙に聞いていたが、『オレも誰かに守られたいな』とつぶやいた。そういう一言に、アオイさんはげんなりしてしまうという。
>妻があきれた! 娘より幼稚なひと言