2023年の流行色「ビバ・マゼンタ」とは?
2023年のテーマラーは「ビバ・マゼンタ」に決定!
コチニールは古代から用いられてきた伝統的な染料ですが、19世紀中頃、合成染料アニリンが発明され、産業革命とともに急速に広まりました。アニリンから作られた赤い染料は「フューシャ(フクシア)」と名付けられましたが、1859年にイタリアで「マゼンタ」という色名が新しく生まれ、青みが強いピンク系カラーをフューシャ、赤みの強い赤紫系のカラーをマゼンタと呼ぶようになりました。
マゼンタは、イタリアのミラノ周辺の地名で、第二次イタリア独立戦争の戦勝地として知られる街、マジェンタに由来しています。
「ビバ・マゼンタ」が最も似合うのはブルベ冬タイプ
パーソナルカラーの4つの基本タイプに似合う色
しかし、その他のパーソナルカラーの人もコツを押さえれば、ビバ・マゼンタを使ったコーディネートを楽しむことができます。今回は、パーソナルカラーの4つのタイプ別に、ビバ・マゼンタの上手な取り入れ方をご紹介します。
ブルベ冬タイプはコーデのアクセントカラーに
出典:WEAR
例えば、黒いステンカラーコートに白いニットキャップをかぶり、ビバ・マゼンタのマフラーをひと巻きするだけで、グッとおしゃれな印象に仕上がります。
ブルベ夏タイプは顔まわりを避けて小物で取り入れる
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鮮やかなビバ・マゼンタと淡いラベンダーカラーは、鮮やかさの度合いは対照的ですが、どちらも紫みを含んだ色なのでよく馴染みます。
イエベ春タイプはカラフルな多色配色でしっくり
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オレンジやティファニーブルーのようなイエローベースの色の分量を多くしたり、オレンジ、ピンク、パープル、ブルーなどの色を集めたカラフルなブーケのようなグラデーション配色にしたりするとしっくり馴染みます。
イエベ秋タイプはベージュ・ブラウンをベースにして
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ベージュやブラウンがとてもよく似合いますが、地味な色だけでまとめるよりも、強い色でアクセントをつけると、ゴージャスな雰囲気になります。青みの強いビバ・マゼンタが浮いてしまうときは、メイクをきちんとしてバランスを整えるとよいでしょう。
今回は、パーソナルカラーのタイプ別に、ビバ・マゼンタを取り入れたコーディネートをご紹介しました。4つの例を参考に、自分らしさを活かした流行色の着こなしを楽しんでくださいね。
参考
・PANTONE Color of the Year 2023 Viva Megenta 18-1750
・『日本の色・世界の色』永田泰弘(監修)
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2023春夏あなたが着たい色は?