亀山早苗の恋愛コラム

結婚して半年、夫の様子がどこかおかしい。その裏で小中学校時代の友人だった義妹が「悪巧み」

いい人もいれば、そうでない人もいる。悪意に満ちた行動をとる人間と接する必要があるとき、どうすればいいのだろうか。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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世の中、善人ばかりとは限らない。何かにとりつかれて悪意に満ちた行動をとる人間もいるのだ。そんな人と関わりをもたなければいけないとき、どういう心づもりでいればいいのだろうか。
 

友人の兄と結婚して

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小中学校時代の友人の兄と結婚して4年経つヒロコさん(36歳)。もともと、その友人であるカヨさんとは、特に親しいわけではなかった。

「社会人になって5年たって部署を異動したんです。異動先で先輩と話していたら、同郷だとわかった。どこ?となってより詳しく聞いていったら、なんと同じ町。名字から、まさかカヨのお兄さんですかとびっくりして。あちらからも『そういえば昔、うちに遊びに来たことなかった?』と言われて、そういえば何度か行ったかなあ、と。中学では同じクラスにならなかったし、私はテニス部、彼女は部活をしていなかったから、それほど親しくはなかったと思い出しました」

高校も別だった。だが、カヨさんの兄ということでふたりが一気に親しくなったのは事実だ。仕事がおもしろくてたまらなかったヒロコさんにとって、カヨさんのお兄さんはいい先輩だった。

「どんどん仕事をさせてくれたし、私の意見や企画も取り入れてくれた。上司に『彼女にもっと責任ある仕事をやらせてやって』と言ってくれたのも彼。29歳のときに会社あげての大仕事で責任の一端を任せてもらいました。もちろんそれには彼も参加、仕事が大成功に終わったとき、彼から付き合おうと言われました」

一緒に仕事をしてきて、彼の人間性はわかっていた。彼女も彼が好きになっていたから、二つ返事でOKした。

さらに1年後、プロポーズされ、彼女は久しぶりにふるさとの土を踏んだ。

「うちの両親も、なんだかんだ言って最後は同郷の人と一緒になるなんておもしろいね、と。彼の両親も懐かしがってくれました。カヨは実家の近所に就職したようで、久しぶりだねと話も弾んで。夜はお寿司をとってくれて、うちの両親も呼んでみんなで話しながら食べました。とても楽しい時間だったけど、彼が私の仕事ぶりなどを話して、彼の母親が『仕事ができる女性ってかっこいい』『私も今の時代に生まれたかったわー』なんて言っているとき、カヨはなんだかつまらなそうでした」

カヨさんを気にしつつも、自分を持ちあげて場を盛り上げてくれる彼には感謝していた。

>結婚後、夫の様子がおかしい。妹と関係が?
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