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ED・勃起不全/ED・勃起不全の悩み・体験談

成人男性の5人に1人がEDに悩んでいる!生活習慣の見直しやED治療薬で改善も?【20~70代のリアルED白書(前編)】

EDは決して珍しい病気ではありませんが、一人で抱え込んでしまうケースも多く、その実情は意外と謎に包まれています。そこでガイドのクリニック(浜松町第一クリニック)では、成人男性6,000名を対象に、ED有病者数調査を実施。その調査結果から見えてきたリアルなED事情を、2回にわたって解説していきます。

提供:東和薬品
竹越 昭彦

執筆者:竹越 昭彦

ED・勃起不全ガイド

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成人男性の5人に1人がEDに悩んでいる

ED・勃起不全

中等度以上の深刻なEDに悩む人の数は、952万人と推計

そもそも「ED」とは、「勃起が十分でないために、満足に性行為が行えない状態」のこと。「全く勃起しない」という重症だけを指すのではなく、「たまに勃起しない」「勃起はするが十分に硬くならない」「勃起状態が持続しない」といった症状も含みます。

これまでのED有病者数の調査では、EDのこうした幅広い症状を全て網羅できておらず、その実態が不明瞭なままでした。そこでガイドのクリニックでは、これまでの調査より格段に多い20~70代男性6,000人を調査対象者とし、EDの進行状況を把握するための選択項目をより詳細に設定。「10回の性交で何回勃起維持できるか」という回数別に進行具合を細かく分類し、EDの有病者数を推計しました。
 
ED・勃起不全

 

その結果、対象者の人数を全国推計すると、軽度EDが596万人、軽度~中等度EDは455万人、中等度EDは372万人、重度EDは251万人、完全EDは328万人という結果に。中等度以上の深刻なEDに悩む人の数は、実に952万人であることが明らかになりました。これは、20~70代男性5人に1人という割合になります。
 
ED・勃起不全

 

一方で、「EDではない」という回答に着目すると、44歳までは70%という高い割合を維持しているものの、45歳からは急激に低下。50代は50%代、60代で40%代、70代だと20~30%代まで落ち込みます。年齢を重ねても元気な性生活を維持するためには、40代から健康を意識することが必要ということでしょう。
 

「○○をしたらEDが改善した!」体験者のリアルな声

普段の生活習慣から、EDを改善することは可能なのでしょうか? 前々回の記事「日常生活からEDを予防・改善するには?」でも生活習慣の見直しについてご紹介しましたが、今回の調査では、過去に中折れ(勃起はするが、性行為の挿入中に萎えていく症状)経験があり、「ED治療薬を服用せずに改善した」という人がどれくらいいるかを調べました。

その結果、全体の42.17%の人が、ED治療薬を服用せずに改善したことが判明。改善理由について聞いてみると、以下の回答を得られました。
ED・勃起不全

 

上位を占めたのは、「睡眠時間の確保」「定期的な運動」「禁酒・減酒」「栄養バランスのとれた食事」。実際にEDを改善した人のリアルな意見ですので、ぜひご参考にしてみてください。

それではさらに詳しく、年代別に見てみましょう。
 
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■20~30代は疲労とメンタルがEDの原因に
20~30代で「睡眠時間の確保」という回答が3割を占めていることから、この年代では、肉体的・精神的な疲労が原因で中折れ気味になっている人が多いことが伺えます。また、5位の「性行為への慣れ」は、若い世代独特なもの。性行為の際に緊張しすぎてしまい、脳からの神経の伝達がスムーズにいかず、中折れにつながるケースも少なくありません。器質性のED(体に何らかの原因があって、物理的に勃起が阻害されるED)ではなく、メンタルが起因する心因性EDが多いのも、この年代の特徴です。
さらに、6位には「オナニーの回数を減らした」がランクイン。これでEDが改善される理由としては、刺激の強いオナニーを減らすことで実際の性行為の性的興奮が高まったこと、あるいは、睡眠時間をより多く確保できるようになったことなどが考えられます。

■40~50代は生活習慣病予防と定期的なオナニーが吉
40~50代でも、1位になったのは「睡眠時間の確保」。それに加えて、この世代になると、生活習慣病が起因する中折れも多くなってきます。「禁酒・減酒」「食事の栄養バランス」「定期的な運動」は、生活習慣病の予防にも効果的なので、それが中折れの解消にもつながっているのかもしれません。
5位に「オナニーの回数を減らした」、6位に「定期的にオナニーをするようになった」がランクインしているのも興味深いところ。オナニーの回数を減らしてEDが改善される理由は前述した通りですが、逆に、定期的なオナニーが良い結果をもたらすこともあります。勃起は陰茎にある海綿体の萎縮を防止し、射精時に陰茎や前立腺の血流が改善されるため、適度な刺激の定期的なオナニーは、中折れ改善にも活かされるのです。

■60~70代は適度な運動と、ストレスフリーな生活を心がける
60歳を超えると、加齢による動脈硬化が進み、これがEDを引き起こす要因となります。この予防に効果的なのが、運動、栄養バランスのとれた食事、禁煙、節酒で、ランキングもそれが反映された結果になりました。一方で、この世代でも「睡眠時間の確保」が2位にランクインしているところを見ると、ED改善には、全世代で、睡眠が極めて有効であることがわかります。さらに6位には、「ストレスをためない物事の考え方」という意見が。動脈硬化の予防にはストレス対策も欠かせないことから、中折れ改善にも有効であると言えそうです。
 

実際のところ、ED治療薬ってどうなの? 使用者の声と注意すべきポイント

■9割近くが「ED治療薬を服用して良かった」と回答
生活習慣に気を配ることで、全体の42.17%の人が、治療薬なしでもEDを改善できたとお伝えしました。逆に言えば、残りの57.83%の人は、改善できなかったということ。そこで気になるのが、ED治療薬を服用した際に、どれくらいの効果を実感できるのかという点です。

今度は、実際にED治療薬を服用した経験がある835人を対象に、服用結果について聞いてみたところ、20~50代の9割近い人が「良かった」と回答しています。
 
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さらに、より詳しくデータを見てみると、「良くなかった」と回答したのは、全体のわずか3.8%。30代と40代で「良かった」と回答した人は9割を超えており、50代、60代でも8割を超えています。中折れで悩んでいて、ED治療薬の服用をためらっている人は、ぜひ一度、試してみることをおすすめします。
 
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【ED治療薬を服用したことがある835人が対象】ED治療薬を服用した結果どうでしたか?


「良かった」と答えた人たちについて、具体的にどういった変化があったのかは、次回の記事で詳しく見ていきましょう。

■意外⁉ ED治療薬の使用率は20代が最も高い
ED・勃起不全

 

調査では意外なことに、ED治療薬の使用率が最も高いのは、20代であることが明らかに。次いで60代、50代と続く結果になりました。ガイドのクリニックでED治療薬を処方する患者さんは50代の方が最も多く、この結果はガイドにとっても意外なものでした。この辺りは、ED治療薬の入手方法に、年代別で違いがあることが関係しているのかもしれません。

■病院でも非正規品を処方される場合がある
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そこで次に、ED治療薬の服用経験がある人を対象に、その入手方法について聞いてみました。最も多かったのは、「病院に行き、正規品の処方を受けた」という回答で、全体の49.2%を占めています。「正規品」とは、厚労省認可で、国内で正規流通している医薬品のこと。逆に言えば、病院できちんと正規品を処方してもらっている人は、全体の半分にも満たないということです。一方で、「病院のオンライン診療を利用し、正規品を郵送してもらった」という回答が3位にランクイン。オンライン診療の利用者は20代が圧倒的に多く、若い人は病院に直接足を運ばない人が多い傾向にあるようです。

ここで気を付けたいのは、病院でも、正規品を処方するとは限らないということ。特に最近では、医師が個人輸入した海外製の非正規品を処方する医療機関が増えてきているので、注意が必要です。さらに、対面、オンラインを問わず、医師を介して非正規品の処方を受けた人の割合は、20代が最も高くなっています。非正規品は安価で入手しやすいという理由もあるでしょうが、「病院=正規品を取り扱っている」というイメージがあり、知らずに非正規品の処方を受けてしまった可能性もあるでしょう。

非正規品のED治療薬を服用すると、具体的にどんなリスクがあるのでしょうか? まず懸念されるのが、その安全性です。医薬品医療機器等法(旧薬事法)に基づく確認がなされていないため、品質の安全性が担保されていません。特にED治療薬やAGA治療薬は人気があり、悪徳業者による異物混入のリスクが、他の医薬品に比べてずば抜けて高いのが実情です。さらに、万が一副作用が出た場合、治療費が保険適応外になり全額自己負担になってしまいます。

こうしたリスクを避けるためにも、ED治療薬はなるべく正規品を選ぶのが理想的です。その際は、「厚労省から製造承認を得ている正規品かどうか」をしっかり確認してから処方を受けるようにしましょう。
 

ED治療薬も気軽に取り入れて充実したセックスライフを

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次回の記事では、ED治療薬を使った結果「良かった」と答えた皆さんの変化をご紹介します。

今回の調査では、長年クリニックを経営しているガイドにとっても意外な回答がちらほらあり、とても興味深い結果となりました。成人男性の5人に1人はEDであることや、生活習慣の見直しやED治療薬で改善された人の実態を把握することで、多少なりとも勇気づけられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

次回の記事では同じ調査結果から、ED治療薬を使った結果「良かった」と答えた男性たちの声をもとに、勃起力や性行為の満足度、射精に至るまでの時間、さらに生殖器維持のためのメンテナンスにもつながる変化などを詳しく解説していきます。

ED治療薬というとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、きちんとした品質のものを正しく服用するという条件であれば、強力なエナジードリンクを飲むのと同じ気軽さで取り入れていただきたいアイテムです。次回の記事もぜひご参考に、充実したセックスライフをお過ごしください。

⇒ED治療薬で「勃起力」「挿入時間」はどう変わる?【20~70代のリアルED白書(後編)】

※参考情報:浜松町第一クリニック│日本のED(勃起不全)有病者数調査2022
https://www.hama1-cl.jp/internet_research/Japan_ed_population.html

■調査概要
・集計期間:2022年8月17日~19日
・調査方法:インターネット集計
・調査対象:全国の20~79歳(5歳階級別) 男性 合計6,000名
※2022年データ:令和4年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口に有病者割合を掛け算出


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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